Q:フィラリア予防薬を海外通販サイトで購入するのは違法ではない?
A.海外で流通しているフィラリア予防薬を海外通販(個人輸入)で購入することは、違法ではありません。
国内で流通するフィラリア予防薬は動物病院で処方してもらう必要がある「要指示医薬品」ですが、海外製の医薬品は要指示医薬品に該当しないため、獣医師の処方箋がなくても購入できます。
また、個人の使用を目的として海外の医薬品を取り寄せることは法的に認められています。
5,600円
3,000円
6,900円
8,600円
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わんにゃん薬局で特に人気が高い犬用フィラリア予防薬のTOP5を発表します!
| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | ネクスガード スペクトラ |
レボリューション | レボスポット | ストロングハート プラス |
インターセプターS チュアブル |
| 商品 イメージ |
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| 価格 | 6,900円~ 1箱3錠 |
5,600円~ 1箱3本 |
3,000円~ 1箱6本 |
5,500円~ 1箱6錠 |
8,600円~ 1箱6錠 |
| 特徴 | 幅広い寄生虫に効果を発揮するチュアブル錠 | スポットタイプで知名度が高い | 日本語パッケージで安心して使える | カルドメックチュアブルと比べて経済的 | フィラリアや内部寄生虫に対して有効 |
※2026年1月時点の人気ランキング
最も人気が高いのは、ネクスガードスペクトラ!フィラリア予防に加えて、ノミ・ダニ(マダニ)や腸内寄生虫の回虫、鉤虫、鞭虫まで幅広く駆除するチュアブル(おやつ)タイプのお薬です。
2位には、スポットタイプのレボリューションがランクイン!薬液をワンちゃんの体に滴下するだけでフィラリア予防が完了する手軽さが魅力です。
3位以下は、レボリューションのジェネリック医薬品であるレボスポット、日本で知名度が高いカルドメックと同一の成分(イベルメクチン、ピランテル)を配合したストロングハートプラス、フィラリア予防+腸内寄生虫の駆除に優れたインターセプターSチュアブルとなっています。
フィラリアの予防効果を持つお薬は、多種多様で千差万別です。
そんな中、選ぶポイントとして押さえておきたいのは「投与タイプ」と「効果範囲」です。
お薬のあげやすさを考慮しつつ、フィラリアに加えてどこまでの寄生虫を駆除したいか、しっかり考えて選んであげましょう。
フィラリア予防薬は、感染リスクのあるシーズンは毎月投与が必要です。
特に近年は「季節を問わず予防すべき」といわれることもあり、1年を通して月1回投与を続けることを考慮する必要があります。
そんな中、なるべくワンちゃん、飼い主さん双方の負担を軽減するには、個々のケースに合った「お薬のタイプ」を選ぶことが欠かせません。
わんにゃん薬局で取り扱いのあるフィラリア予防薬は、チュアブルタイプ、スポットタイプ、錠剤タイプの3種類です。
以下にそれぞれの特徴や「おすすめのワンちゃん・飼い主さん」をまとめているので、参考にしてください。
ワンちゃんが好むミートフレーバーなどが添加された柔らかいおやつタイプです。錠剤が苦手でも、お薬だと気づかせずに投与できるのがメリットです。
わんにゃん薬局の人気ランキングでは、1位のネクスガードスペクトラや人気4位のストロングハートプラス、5位のインターセプターSチュアブルが該当します。
その他、わんにゃん薬局ではキウォフハート、シンパリカトリオなどを取り扱っています。
わんにゃん薬局で取り扱いのあるチュアブルタイプの比較
有効成分の含まれた薬液をワンちゃんの肩甲骨の間に塗布するタイプです。付属のスポイトを使って簡単に投与できるため、内服タイプが苦手なワンちゃんにおすすめです。
ただし、投与後に薬液を舐めとったりしないように注意したり、投与してすぐはスキンシップやシャンプーなどができないなどデメリットもあります。
わんにゃん薬局の人気ランキングでは、2位のレボリューションと3位のレボスポットが該当します。
その他、わんにゃん薬局ではセレホールド、アドボケート、プリノケートなどを取り扱っています。
わんにゃん薬局で取り扱いのあるスポットタイプの比較
フレーバーなしのシンプルな錠剤を指します。
フードに混ぜるか、口を開けさせて喉奥に入れるといった方法で投与しますが、苦手とするワンちゃんが多いので慣れが必要です。どれだけ工夫して飲ませても、こっそり吐き出してしまっていることもあります。
一方、3タイプの中では最も安価な傾向にあるため、できるだけコストを抑えたい飼い主さんにおすすめです。
人気ランキングには錠剤タイプに該当するお薬がありませんが、わんにゃん薬局ではコンフォティスプラスやミルプラゾンなどを取り扱っています。
わんにゃん薬局で取り扱いのある錠剤タイプの比較
フィラリア予防薬は、フィラリアに対してのみ効果を発揮するタイプと、フィラリアに加えて他の寄生虫(ノミ、ダニ、回虫など)の駆除効果もあるオールインワンタイプという2タイプに分けることができます。
一見すると多様な寄生虫を駆除できるオールインワンタイプのほうが利便性が高そうですが、ワンちゃんや飼い主さんの事情によっては、フィラリアのみに効果を発揮するタイプが適しているケースもあります。
以下、それぞれの特徴を解説しつつ、それぞれ「おすすめのワンちゃん・飼い主さん」をまとめました。
フィラリア症を引き起こすフィラリア幼虫のみならず、ノミ・ダニといった外部寄生虫、回虫や鉤虫をはじめとする内部寄生虫に対しても駆除効果を発揮するタイプです。
頻繁にお出かけをしたり、ドッグランなどに行くのが好きなワンちゃんは、外出のたびにさまざまな寄生虫の感染リスクにさらされますが、オールインワンタイプであればいちいち個別に寄生虫対策をすることなく、ひとつですべてを賄うことが可能です。投与の手間がかからず、個別に予防薬・駆除薬を入手するコストもかかりません。
わんにゃん薬局では、ネクスガードスペクトラやプリノケートなどを取り扱っています。
わんにゃん薬局で取り扱いのあるオールインワンタイプの比較
オールインワンタイプに比べて効果範囲が狭いタイプのお薬は、フィラリア以外の寄生虫感染リスクが低いワンちゃんにおすすめといえます。
有効成分が体に与える負担も小さいため、老齢に差しかかっているワンちゃんにも向いています。また、薬効成分に敏感で、オールインワンタイプのお薬では副作用が出やすいワンちゃんにもおすすめです。
わんにゃん薬局では、キウォフハートやバジルガードプラスを取り扱っています。
わんにゃん薬局で取り扱いのある効果範囲が狭いタイプの比較
| 商品名 | キウォフハート | バジルガードプラス |
|---|---|---|
| 商品 パッケージ |
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| 販売価格 | 3,700円~ | 3,100円~ |
| 内包数 | 6錠/1箱 | 6錠/1箱 |
| 投与タイプ | チュアブルタイプ | 錠剤タイプ |
| 有効成分 | イベルメクチン ピランテル |
イベルメクチン ピランテル |
| 予防・駆除 対象 |
フィラリア/回虫/鉤虫 | フィラリア/回虫/鉤虫 |
| 予防・駆除 不可 |
ノミ/ダニ・マダニ/鞭虫/瓜実条虫 | ノミ/ダニ・マダニ/鞭虫/瓜実条虫 |
ワンちゃんのフィラリア予防は、ただ漫然とお薬を購入して投与するだけでは不十分です。
お薬を選んだり、実際に投与したりする前に、以下の4つのポイントに注意してください。
ここからは、それぞれの注意点について詳しく解説します。
フィラリア予防薬は、ワンちゃんの体重に応じた「小型犬用」「中型犬用」「大型犬用」などの種類に分かれています。
以下、例としてネクスガードスペクトラ、キウォフハートのデータをまとめました。
ネクスガードスペクトラとキウォフハートの体重別の比較
| 商品名 | ネクスガードスペクトラ | キウォフハート |
|---|---|---|
| 商品 パッケージ |
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| 超小型犬用 | 2.0~3.5kg未満 | ー |
| 小型犬用 | 3.5~7.5kg未満 | 5.7~11.3kg |
| 中型犬用 | 7.5~15.0kg未満 | 11.4~22.6kg |
| 大型犬用 | 15.0~30.0kg未満 | 22.7~45.3kg |
| 超大型犬用 | 30.0~60.0kg未満 | ー |
同じお薬でも、種類によって配合されている有効成分の量が異なります。
そんな中、小型犬に「大型犬用」を投与したり、大型犬に「小型犬用」を投与したりすると、効き目が強すぎて副作用のリスクが高まったり、逆に十分な効果が得られなかったりする可能性があるため、事前にワンちゃんの体重・サイズを確認したうえで選びましょう。
コリー犬種のワンちゃんを飼っている場合、投与できるフィラリア予防薬が限られるという点に注意が必要です。より正確にいえば、投与できる有効成分に限りがあるということになります。
具体的には、イベルメクチンやミルベマイシンオキシムを配合したフィラリア予防薬は投与できません。
コリー犬種は、生まれつき突然変異を起こした遺伝子を持っている(MDR1遺伝子変異)子が多く、イベルメクチンやミルベマイシンオキシムを投与すると、神経系の副作用を引き起こす危険性があります。
そんなコリー犬種に対しては、有効成分としてモキシデクチンを配合したフィラリア予防薬が安全です。
ココロ薬局では、モキシデクチンを配合したフィラリア予防薬としてアドボケートやプリノケートなどを取り扱っています。
アドボケートとネクスガードスペクトラの比較
| 商品名 | アドボケート | ネクスガードスペクトラ |
|---|---|---|
| 商品 パッケージ |
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| 販売価格 | 5,300円~ | 6,900円~ |
| 内包数 | 3本/1箱 | 3錠/1箱 |
| 投与タイプ | スポットタイプ | チュアブルタイプ |
| 有効成分 | イミダクロプリド モキシデクチン |
アフォキソラネル ミルベマイシンオキシム |
| コリー犬 への投与 |
投与可能 | 投与注意 |
フィラリア予防薬は数ヶ月間(最近は12ヶ月間の連続使用が推奨)に渡って投与し続ける必要があるため、価格を抑える工夫も欠かせません。
おすすめなのは、すでに有効性や安全性が確認されている新薬(先発薬)と同様の有効成分を配合しているジェネリック医薬品を活用する方法です。
すでに効果が実証されている成分を使ったジェネリック医薬品は、開発コストが抑えられていることから新薬よりも安い傾向にあります。
例として、スポットタイプのレボリューションと、そのジェネリック医薬品であるレボスポットについて、通年予防をした際にかかる費用を比較してみました。
レボリューションとレボスポットの価格比較(体重4kgの場合)
| 商品名 | レボリューション | レボスポット |
|---|---|---|
| 商品 パッケージ |
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| 投与タイプ | スポットタイプ | スポットタイプ |
| 有効成分 | セラメクチン | セラメクチン |
| 新薬or ジェネリック |
新薬 | ジェネリック |
| 1箱の 販売価格 |
5,700円 | 3,500円 |
| 費用(1ヶ月) | 1,900円 | 1,166円 |
| 費用(1年) | 22,800円 | 14,000円 |
| 費用差額 | 8,800円の差額! | |
表のように、新薬とジェネリックにおける通年予防にかかる費用の差は、実に8,000円以上にのぼることがあります。
多頭飼いしている場合、その分だけ差は大きくなるため、より魅力的な選択肢となるでしょう。
飼っている老犬に健康維持のためのお薬を飲ませているとか、何らかの病気を患ったワンちゃんに治療薬を投与しているといった場合、フィラリア予防薬を選ぶ前に必ず医師に確認しましょう!
投与しているお薬の成分によっては、フィラリア予防薬と相互作用を起こして重い副作用が出ることがあります。
たとえば、皮膚炎の治療に使えるシクロスポリンやケトコナゾールは、フィラリア予防薬に配合されたイベルメクチンとの相互作用で神経系の副作用をもたらす可能性があるとされています。
ここでは、フィラリア予防について誤解されがちな「よくある間違い」をまとめました。
「正しい知識があればスムーズに予防できたのに……」
「感染を防げたのに……」
そんな後悔をしないで済むように、しっかり押さえておきましょう。
「市販の虫よけシャンプーでフィラリアの幼虫を駆除=フィラリア予防ができる」というのは間違いです。
Amazonなどで検索すると「フィラリア対策シャンプー」という表記のある商品を目にすることがありますが、たいていはフィラリアを媒介する蚊を寄せつけないというアイテムです。
完全に蚊に刺されないようにすることは難しく、いったんフィラリアを持つ蚊に刺されれば意味はありません。
市販の虫よけシャンプーではなく、必ずフィラリア駆除効果を持つ成分を配合したフィラリア予防薬を使いましょう。
フィラリア予防薬は、ドラッグストアやペットショップ、ホームセンターなどでは販売されていません。
また、Amazonや楽天市場などの一般的な通販サイトにも扱いはありません。
たとえ「フィラリア予防」と表記のある商品があったとしても、市販品にフィラリアの幼虫を駆除する作用はなく、完全な予防は不可能です。
正しくフィラリア予防を進めるには、動物病院で処方してもらうか、海外で流通しているフィラリア予防薬を個人輸入で取り寄せる必要があります。
予防薬で対策ができるフィラリアは犬や猫だけの病気と勘違いしている方は少なくありません。
ですが、これも大きな間違いでフィラリアが飼い主に感染してしまう可能性はゼロではありませんし、実際に世界中で1億人以上がフィラリアに感染しています。
そのため、フィラリアは犬や猫だけの病気と考えるのではなく、人に感染する可能性があると把握して適切に対策を行うことが重要です。
人もワンちゃんも、妊娠中は飲めないお薬があります。
ただし、ワンちゃんのフィラリア予防薬については、妊娠中も問題なく使用できると考えて差し支えありません。
たとえば、レボリューションやインターセプターSチュアブルについては、妊娠中・授乳中のワンちゃんに投与した試験で安全性が確認されています。
ただし、お薬の種類によっては「注意が必要」などとされていることがあるため、不安であれば獣医師に相談することをおすすめします。
「フィラリアは感染率が低いので予防は必要ない」
「感染しても無症状なことが多いから予防の意味はない」
そんな誤解をしている方も一定数いるようですが、ワンちゃんのフィラリア予防は必須です。
フィラリアの感染率は、決して低くありません。
予防しなかった場合の感染率は1年目で約38%、2年目で90%近くにのぼり、3年目で90%を超えます。完全室内飼いであったとしても、蚊に刺される機会は完全に防げないため、感染の可能性は十分にあります。
そしていったん感染すると、(個体にもよりますが)2~3年で手遅れの状態に陥り、そのまま死に至るケースも少なくありません。
そのため、たとえ蚊に刺されてフィラリア幼虫が侵入しても即座に駆除できるよう、日ごろからフィラリア予防薬の投与を徹底する必要があります。
関連コラム
フィラリアに感染しても治療すればいいと安易に考えている方も多くいらっしゃいます。
ですが、それは大きな間違いです。
フィラリア症が発症し、症状があらわれるような状態まで進行してしまうと完治する術がない場合も珍しくありません。
このような状態になると、対症療法を駆使しながら生涯にわたってフィラリアを付き合っていくことになるので、そうならないように適切に予防することが必要不可欠です。
「予防薬は体に与える負担がそれほど大きくない=副作用はない」と誤解する方もいるようですが、フィラリア予防薬には副作用が報告されています。
個々のお薬に配合されている成分によって異なりますが、代表的な副作用として挙げられるのは以下の通りです。
代表的な副作用
元気消失、軽度な掻痒感、流涎、運動失調、全身性の振戦、眼の徴候、食欲不振、嘔吐、下痢
食欲不振や嘔吐などは内服(チュアブル、錠剤)タイプであらわれやすく、一時的な搔痒感(かゆがる)や元気消失はスポットタイプであらわれやすいとされています。
また、スポットタイプを投与後に舐めてしまった場合、流涎(よだれが出る)などが見られることがあります。
いずれも軽度・一時的なものですが、症状がひどかったり長引いたりする場合は医療機関を受診してください。
ここまで、フィラリア予防に関する「よくある間違い」を解説してきました。
ポイントをまとめると、以下の通りです。
そもそもワンちゃんに寄生するフィラリアとは、日本では犬糸状虫とも呼ばれる寄生虫です。
初期は無症状ですが、1~2年(長ければ10年以上)の潜伏期間を置いて呼吸困難、元気消失などの症状があらわれ、突然死につながることもあります。
以下、その感染経路や症状について詳しく見てみましょう。

フィラリアの感染源は「蚊」です。
体内にフィラリアの幼虫(第3期幼虫)を宿した蚊がワンちゃんを刺すと、血を吸い出しつつ幼虫を侵入させます。
幼虫は2~3ヶ月かけてワンちゃんの皮膚や筋肉で成長し、血管に侵入。やがて成虫になる頃には、心臓や肺の血管に住み着きます。
そこでミクロフィラリアと呼ばれる幼虫の第一段階(数千匹に及ぶ)を産むと、ミクロフィラリアは全身の血管に移動します。
さらに、そのミクロフィラリアを蚊が吸い出し、体内で感染幼虫(第3期幼虫)に成長させ、別のワンちゃんを刺すと……。
このように、フィラリアは「蚊→犬→蚊→……」というサイクルを無限に繰り返し、感染を広げていきます。

フィラリアの症状は、おおまかに「初期」「中期」「末期」の3期に分けられます。
初期は無症状ですが、「咳」や「軽い元気消失」などが見られることもあります。
中期は、心臓や肺へのダメージが目に見えてあらわれ始める時期です。
「苦しそうな咳」「運動忌避」といった症状が見られます。散歩に行くのを億劫がるようになり、寝転んで動かなくなります。
そして末期に至ると、「呼吸困難」に至ります。
寝転ぶとうまく呼吸できないため、じっと座ったまま苦しそうに息をするのが特徴です。
この段階に至ると治療は困難であり、「突然死」を迎えることもあります。
その他、以下のような症状が見られることもあります。
フィラリアは蚊が媒介する病気であるため、蚊の生息しているシーズンは月1回の予防が必須です。
ただし、「蚊といえば夏の虫だから、6~8月に予防しとけばOK」というのは間違いです。
では、正確にはいつ行えばいいのでしょうか?

基本的に、本州・四国・九州北部は4~12月、北海道は5~10月あたりがフィラリア予防のシーズンとされてきました。
また、沖縄や九州南部など暖かいエリアは冬の時期も蚊が生息しているため、1~12月の通年予防が推奨されてきました。
しかし近年、地球温暖化やヒートアイランド現象の影響もあり、地域を問わず蚊の生息時期は伸びています。
そのため、現在は地域を問わず12ヶ月間の通年予防が推奨されることもあります。
ワンちゃんのフィラリア予防は、1歳を迎える前から始めることが推奨されます。具体的には、6週齢もしくは8週齢で開始してください。

生後6~8週間(2ヶ月以内)でフィラリアの幼虫が体内に入り込んだとしても、幼虫はまだ成長段階にあるため、フィラリア予防薬で十分に駆除できます。

初めてフィラリア予防薬を使用する場合は、必ず事前にフィラリア検査を受けましょう。
血液を採取し、すでにフィラリアに感染しているかどうか(体内にフィラリアの幼虫がいるかどうか)を確認する検査です。
検査で陰性(感染していない)が発覚したら、すぐフィラリア予防を開始して構いません。
その後は月1回の頻度で予防薬を投与していきましょう。
なお、近年推奨されている通年予防であれば、基本的に年間を通して予防できていると考えられるため、その後のフィラリア検査は不要です。
(病院によっては、年1回の健康診断と合わせてフィラリア検査をすすめられることがあります)
ただし、蚊がいない冬場にフィラリア予防をしなかった場合や、フィラリア予防薬の投与を忘れてしまった場合は、あらためてフィラリア検査を受ける必要があるとされることもあるため、ご注意ください。
最後に、フィラリア予防薬に関する「よくある質問」にお答えしていきます。
A.海外で流通しているフィラリア予防薬を海外通販(個人輸入)で購入することは、違法ではありません。
国内で流通するフィラリア予防薬は動物病院で処方してもらう必要がある「要指示医薬品」ですが、海外製の医薬品は要指示医薬品に該当しないため、獣医師の処方箋がなくても購入できます。
また、個人の使用を目的として海外の医薬品を取り寄せることは法的に認められています。
A.海外で流通しているフィラリア予防薬を注文すると、手もとに届くまで2週間ほどかかります。
医薬品の個人輸入は、注文後に海外から発送されるシステムになっているためです。
A.1ヶ月(1回)程度のあげ忘れであれば、すみやかに投与すれば問題ありません。
ただし、数回分(数ヶ月分)あげ忘れてしまった場合、その間にフィラリアに感染している可能性があるため、医療機関を受診して改めてフィラリア検査を受け、獣医師の判断を仰いでください。
A.フィラリア予防薬は医薬品であるため、当然ながら使用期限があります。
期限が切れないうちに使いきること、期限が切れたものは使わないことを心がけましょう。
ただし、期限が切れそうだからと一気にまとめて投与するのは厳禁です。
A.併用に注意すべき医薬品は複数あります。
たとえば、皮膚病の治療でケトコナゾールやシクロスポリンを投与中のワンちゃんにイベルメクチンを配合したフィラリア予防薬を与えると、イベルメクチンの神経系の副作用が強くあらわれる可能性があります。
A.投与から2時間以上が経過しているのであれば、あらためてすべきことは何もありません。
ただし、投与から2時間以内に吐き戻してしまった場合、お薬の成分が十分にいきわたっていないことが多いため、獣医師に相談することをおすすめします。
また2時間以降に吐き戻してしまった場合も、念のため獣医師に確認を取ることをおすすめします。
A.スポットタイプのフィラリア予防薬の薬液が乾ききらないうちに舐めてしまった場合、注意が必要です。
流涎などの副作用があらわれやすくなったり、そもそも成分がきちんと浸透しないことが考えられます。あげたあとは舐めないようにくれぐれも注意し、もし舐めてしまった場合はすみやかに獣医師に相談しましょう。
A.過剰な投与は副作用の増強を招くため、ご注意ください。
用法用量を守って投与することが、安全・安心のフィラリア予防につながります。
A.フィラリア注射は、年1回の注射でフィラリア予防が可能な「プロハート12」を使用する方法です。月1回のフィラリア予防を忘れやすい方におすすめです。
ただし、フィラリア注射は病院でしか受けられず、フィラリア以外の寄生虫には効果がありません。
また、妊娠中の犬、老犬には接種できないなどの制限もあります。
これらのポイントも押さえ、お宅のワンちゃんに最適な方法を選びましょう。
A.内服タイプであれば直後のシャンプーも問題ありませんが、スポットタイプであれば直後のシャンプーを避けてください。
薬液が十分に浸透しないうちに洗い流してしまい、十分な効果を得られないことがあります。
なお、お薬の種類によって異なりますが、レボリューションなどは「2時間後のシャンプーは問題ない」としています。