【ノミ・ダニにも効果あり!】フィラリア予防薬はオールインワンが最適?


うちの子は散歩ですぐ草むらに突っ込んでいくから、ノミもダニも心配……。

フィラリアもノミもダニも一発で駆除してくれる薬はないかな?
そんな方にこそおすすめなのが、今回紹介するオールインワンタイプのフィラリア予防薬です!
月1回の投与でフィラリア・ノミ・マダニ・消化管内寄生虫をまとめて予防できるため、多くの動物病院でも推奨されています。
この記事では、そんなオールインワンタイプの特徴・選び方・おすすめ商品と価格を詳しく解説します。
フィラリア予防薬のオールインワンタイプとは?
オールインワンタイプのフィラリア予防薬とは、複数の寄生虫を同時に駆除できる予防薬を指します。
月1回の投与で多くの寄生虫をブロックできるため、飼い主と犬の負担を抑えられるのが特徴です。
具体的には、「ネクスガードスペクトラ」「シンパリカトリオ」「クレデリオプラス」の3種類が挙げられます。
以下の表に、それぞれの効果範囲をまとめました。
| 商品名 | フィラリア | ノミ | マダニ | 回虫 | 鉤虫 | 鞭虫 | 剤形 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ネクスガードスペクトラ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | チュアブル |
| シンパリカトリオ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | チュアブル |
| クレデリオプラス | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 錠剤 |
このように、オールインワンタイプはフィラリア、ノミ、マダニを駆除できるのが前提で、さらに消化管内寄生虫(回虫、鉤虫など)駆除にも対応します。
鞭虫を含む消化管内寄生虫は、主に草むらや土の中にある動物の糞便を介して感染します。
飼っている犬が散歩が好きで外をよく歩く場合、より完璧に感染予防したいならネクスガードスペクトラかクレデリオプラスを選ぶのがおすすめです。
ノミ・マダニを放置するリスク

ノミやダニなんて……ちょっとかゆくなるくらいで、たいしたことないんでしょ?
そんな思い込みがある方もいるでしょうが……大間違い!
ノミ・マダニは犬に不快感を与えるだけでなく、人にも深刻な感染症を引き起こす危険があります。
特に近年注目されているのがSFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。
マダニが媒介するウイルス感染症で、致死率は10〜30%と高く、現在有効な治療法やワクチンは存在しません。
犬や猫を介して人に感染した事例も、国内で確認されています。
だからこそ、フィラリア予防のついでにノミ・マダニも一緒に予防できるオールインワンタイプが推奨されているのです!
【何が違う?】オールインワン vs ノミ・マダニなしタイプ
フィラリア予防薬には、ノミ・マダニに対応していないタイプもあります。
「ノミ・マダニなしタイプ」と「オールインワンタイプ」では何が違うのか、5つの軸で比較します。
| 比較の軸 | オールインワンタイプ | ノミ・マダニなしタイプ |
|---|---|---|
| 1.対応範囲 | フィラリア・ノミ・マダニ・消化管内寄生虫 | フィラリア・消化管内寄生虫 (ノミ・マダニは別途必要) |
| 2.投薬回数 | 月1回 1種類のみ | 月1回+ノミダニ薬を別途管理 |
| 3.管理の手間 | ・1本で完結 ・飲み忘れリスクが低い |
・2種類を別々に管理 ・タイミングがずれるリスクあり |
| 4.費用 | やや高め | 組み合わせによっては安くなる場合も |
| 5.向いている人 | ・管理を楽にしたい ・多頭飼い ・初めての予防 |
・アレルギー体質 ・成分を細かく調整したい |
ここからわかるオールインワンタイプならではのメリット・デメリットをまとめると、以下の通りです。
- メリット
-
月1回1種類で複数の寄生虫を予防できる投薬管理が簡単・飲み忘れリスクが低い多頭飼いでも管理しやすい
- デメリット
-
価格はノミ・マダニなしタイプよりやや高めアレルギーがある犬は成分確認が必要
フィラリア駆除を担当するミルベマイシンオキシム(ネクスガードスペクトラ、クレデリオプラス)やモキシデクチン(シンパリカトリオ)といった有効成分にアレルギーがある場合は、ほかの有効成分(イベルメクチン、セラメクチン)配合のフィラリア予防薬を検討しましょう。
その場合は、ノミやマダニに効く他の薬を併用する必要があります。
オールインワンタイプ3商品のスペック・値段相場
ここでは、オールインワンタイプのフィラリア予防薬3商品(ネクスガードスペクトラ、シンパリカトリオ、クレデリオプラス)の基本的なスペックや通販における価格について解説します。
まずは、一覧でチェックしてみましょう。
| 商品名 | 剤形 | 価格(1箱・中型犬) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ネクスガード スペクトラ |
チュアブル | 8,100円(3錠入り) | ・鞭虫まで対応 ・食いつきの良さで人気 No.1 |
| シンパリ力トリオ | チュアブル | 6,000円(3錠入り) | ・鞭虫非対応 ・ノミ・マダニの駆除スピードが最速 |
| クレデリオプラス | 錠剤 | 16,500円(6錠入り) | ・鞭虫まで対応 ・小さい錠剤タイプ(フレーバー付き) |
ネクスガードスペクトラ
ネクスガードスペクトラは月に1回、おやつのように食べるだけでフィラリア・ノミ・マダニ・犬回虫・犬小回虫・犬鉤虫・犬鞭虫を駆除できるチュアブルタイプの予防薬です。
フィラリア症を予防できることに加え、ノミは6時間以内、マダニは12時間以内で駆除できます。
犬回虫への有効性は100%、犬鉤虫への有効性は99.9%以上と、お腹の寄生虫に対する高い効果も期待できるのが魅力です。
シンパリカトリオ
シンパリカトリオは、フィラリア・ノミ・マダニ・犬回虫・犬小回虫・犬鉤虫の駆除に役立つ予防薬です。
国内臨床試験において、フィラリア症の予防効果は100%と高い数値を誇ります。
投与後4時間以内にノミ、8時間後にマダニの駆除効果を発現する即効性の高さも特徴です。
またノミは投与後34日、マダニは33日まで駆除効果が継続します。
ちなみに、こちらも犬が好むミートフレーバーのチュアブルタイプなので、無理なく薬を飲ませられるのも嬉しいポイントです。
クレデリオプラス
クレデリオプラスは、フィラリア・ノミ・マダニ・犬回虫・犬小回虫・犬鉤虫・犬鞭虫の駆除作用を有する予防薬です。
2つの有効成分により、幅広い寄生虫に効果を発揮するとされています。
こちらは錠剤タイプですが、犬が好むフレーバーを採用し、錠剤のサイズも小さいため、薬を飲ませるハードルはそれほど高くないでしょう。
手からあげたり、フードに混ぜたり、犬が好む方法で飲んでもらえます。
ただし、吸収促進のために食事と同時または食後に投与するのがポイントです。
オールインワンタイプの使い方
オールインワンタイプであるか否かにかかわらず、フィラリア予防薬は月1回の投与が基本です。
毎月同じ日に投与するとスケジュール管理がしやすくなります。
オールインワンタイプの投与期間
フィラリア予防は、蚊が出始める1ヶ月前から蚊がいなくなった1ヶ月後まで投与するのが基本です。
しかし近年は、温暖化などの影響で蚊の活動期間が延びていることもあって、通年投与(12ヶ月)が推奨されています。
ノミ・マダニも年間を通じて活動している場合が多いため、通年予防が理想的です。
オールインワンタイプの投与方法について
ちなみに、オールインワンタイプのフィラリア予防薬はチュアブルタイプもしくは錠剤タイプです。
チュアブルタイプは、おやつのように食べられるタイプなので投与は比較的簡単です。
一方、錠剤はスムーズに飲み込んでくれない場合がありますが、砕いてフードに混ぜたり、おやつに包んであげると上手くいくことがあります。
投与の詳しい方法やコツについては、以下の「フィラリア予防薬の使い方」の記事をご参照ください。
よくある質問
ここでは、オールインワンタイプのフィラリア予防薬について「よくある質問」にお答えしていきます!
Q. ノミ・マダニの駆除は年中必要ですか?
A. はい、通年での駆除が推奨されています。
ノミ・マダニは1〜3ヶ月ごとの駆除が基本ですが、温暖な地域や室内では冬でも活動しているケースがあります。
オールインワンタイプを月1回通年投与することで、フィラリアのみならずノミ・マダニも継続してしっかり予防できます。
Q. スポットタイプのオールインワンはありますか?
A. 現在のところ存在しませんが、複数のスポット薬を組み合わせることでフィラリア・ノミ・マダニ・消化管内寄生虫を一挙に駆除できます。
たとえば、フィラリアやノミ、耳ダニに加えて回虫、鉤虫までカバーしているアドボケートと、ノミ・マダニの駆除効果があるフロントラインプラスを併用する方法が挙げられます。
いずれも月1回の投与で効果を発揮します。
Q. コリー犬種に安全なオールインワンタイプはありますか?
A. 投与量にさえ注意すれば、いずれも安全に使えるとされています。
コリー犬種は、ミルベマイシンオキシムの大量摂取によって神経系の副作用を起こしやすいとされていますが、月1回1錠の使用を守れば、安全性が高いです。
心配な方は、より安全性が高いとされるモキシデクチン配合のシンパリカトリオをおすすめします。
Q. 途中でオールインワンに切り替えてもいいですか?
A. 問題ありません。月の切り替わりのタイミングで変更するのが望ましいです。
ただし、コリー系犬種の場合は変更前に獣医師にご相談ください。
まとめ
今回の記事では、フィラリア予防薬のオールインワンタイプについて解説しました。
オールインワンタイプは、フィラリア・ノミ・マダニ・消化管内寄生虫を月1回1種類の薬でまとめて予防できるのが最大の魅力です。
「薬を何種類も管理したくない」
「投薬忘れが心配」
そんな方には、特におすすめです。
3種類の特徴をあらためてまとめておくと、以下の通りです。
大切な愛犬を寄生虫から守るために、ぜひ毎月の投与を続けてください。




