犬用のフィラリア予防薬の定番チュアブルタイプはどれがいい?比較結果とランキングを発表!
フィラリアの予防に用いられる予防薬には
- 錠剤タイプ
- チュアブルタイプ
- スポットタイプ
といったようなタイプがあります。
それぞれに特徴があるため、愛犬にあったものを選ぶことが大切です。
とはいえ、同じタイプの予防薬の中にも多数の種類があるため、その中から愛犬にあったものを選ぶのは容易ではありません。
そこで、こちらのページではフィラリア予防薬の中でもチュアブルタイプについて、様々な情報を紹介していきます。
目次
フィラリア予防薬(チュアブルタイプ)の特徴
フィラリア予防薬の中でも、幅広く利用されているタイプがチュアブルタイプです。
チュアブルタイプは錠剤にビーフやレバーなどの風味を添加したもので、薬が苦手な犬や猫でも無理なく投与できるように作られています。
そのため、錠剤タイプよりも投与が容易というメリットがあります。
ですが、費用面では錠剤タイプよりも高価であるというデメリットもあります。
また、フレーバーにアレルギーがある場合は使えないこともあるので事前に注意が必要です。
フィラリア予防薬(チュアブルタイプ)を徹底比較
では、ここからはチュアブルタイプのフィラリア予防薬を徹底比較したいと思います。
様々なチュアブルタイプで比較しているので、予防薬選びの際にお役立てください。
チュアブルタイプの代表的なフィラリア予防薬として
- ネクスガードスペクトラ
- ミルプラゾンチュアブル
- シンパリカ・トリオ
- カルドメックチュアブル
- インターセプターS
上記の5商品について、今回は徹底的に比較した結果がこちら!
商品名 |
ネクスガード |
カルドメック |
ミルプラゾン |
インター |
シンパリカ |
---|---|---|---|---|---|
商品 |
|||||
価格 |
9,260円 |
6,760円 |
4,760円 |
9,960円 |
6,660円 |
価格 |
3,086円 |
1,127円 |
1,190円 |
1,660円 |
2,220円 |
有効成分 |
ミルベマイシンオキシム |
イベルメクチン |
ミルベマイシンオキシム |
ミルベマイシンオキシム |
サロラネル |
効果の範囲 |
フィラリア |
フィラリア |
フィラリア |
フィラリア |
フィラリア |
コリー犬種 |
使用可 |
使用可 |
使用可 |
使用可 |
使用可 |
妊娠中 |
不可 |
使用可 |
使用可 |
使用可 |
不可 |
使用 |
8週齢未満 体重が1.8kg未満 |
6週齢未満 |
14週齢未満 体重が2.3kg未満 |
14週齢未満 体重が2.3kg未満 |
8週齢未満 |
※価格は小型犬用を参考にしています。
上記の一覧を見るとわかるように、それぞれの予防薬によって、コスパや効果の範囲、使用の可否が違っています。
そのため、愛犬に適した予防薬を選ぶようにすることが大切です。
また、いずれのフィラリア予防薬においてもコリー犬種への使用は可能とされていますが、全ての商品でコリー系の犬種へは慎重投与することとされています。
そのため、専門医と相談しながら用法・用量を厳守した上で投与するようにしてください。
フィラリア予防薬(チュアブルタイプ)の人気ランキング
フィラリア予防薬のなかでもチュアブルタイプのものに限定して、徹底比較しました!
では、これらの予防薬の中で人気なのはどれになるのでしょうか?
ここからはチュアブルタイプのフィラリア予防薬について人気なものをランキング形式で紹介していきます。
順位 | 商品名 | 容量 | 取扱単位 | 販売価格 | 形状 | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
1
|
ネクスガードスペクトラ
|
3錠 | 1箱 | 9,260円 | チュアブル | 商品詳細ページへ |
2
|
ミルプラゾンチュアブル
|
4錠 | 1箱 | 4,760円 | チュアブル | 商品詳細ページへ |
3
|
シンパリカ・トリオ
|
3錠 | 1箱 | 6,660円 | チュアブル | 商品詳細ページへ |
4
|
カルドメックチュアブル
|
3錠 | 1箱 | 6,760円 | チュアブル | 商品詳細ページへ |
5
|
インターセプターSチュアブル
|
6錠 | 1箱 | 9,960円 | チュアブル | 商品詳細ページへ |
1位ネクスガードスペクトラ
チュアブルタイプのフィラリア予防薬の中でも人気ランキング1位に輝いたのは「ネクスガードスペクトラ」です!
8週齢以上の犬に使用することができるフィラリア予防薬で、世界的知名度を誇るベーリンガーインゲルハイムが製造・販売しています。
有効成分にはフィラリアに効果を発揮するミルベマイシンオキシムとノミやマダニに効果を発揮するアフォキソラネルが配合されています。
価格は小型犬用が3本入りで9,260円(1本あたり3,086円)となっています。
2位ミルプラゾンチュアブル
チュアブルタイプの人気2位は「ミルプラゾンチュアブル」となっています。
14週齢以上かつ、体重が2.3kg以上の愛犬に使用することができるフィラリア予防薬で、スロベニアの有名ジェネリックメーカーであるKrkaが製造・販売しています。
フィラリア予防効果をもつミルベマイシンオキシムと瓜実条虫や多包条虫へと効果を発揮するプラジクアンテルが有効成分として配合されています。
小型犬用が4錠で4,760円(1錠あたり1,190円)とかなり安価で手に入れることができるという特徴があります。
3位シンパリカ・トリオ
フィラリア予防薬の人気ランキングのTOP3の最後に滑り込んだのは「シンパリカ・トリオ」でした!
国内でも有名なペットや動物用医薬品メーカーであるゾエティスが製造・販売するオールインワンタイプの予防薬です。
8週齢の愛犬に使用することができ、有効成分にはサロラネル、モキシデクチン、ピランテルという3種類の成分を配合しており、幅広い寄生虫に効果を発揮します。
価格は3錠入りが6,660円(1錠あたり2,220円)となっています。
4位カルドメックチュアブル
チュアブルタイプのフィラリア予防薬の人気ランキング4位となったのは「カルドメックチュアブル」です。
1位のネクスガードスペクトラと同じベーリンガーインゲルハイムが製造・販売するフィラリア予防薬のひとつです。
こちらは有効成分としてイベルメクチンとピランテルを配合しています。
6週齢以上であれば使用できるという特徴があるので、早い時期から予防を考えている方には適しています。
また、価格は小型犬用が6錠で6,760円(1錠あたり1,127円)となっているため、コストパフォーマン面も優れています。
5位インターセプターSチュアブル
人気ランキング5位に入ったのは「インターセプターSチュアブル」です。
世界3番手のペットや家畜用医薬品を手掛けるエランコが製造・販売するフィラリア予防薬です。
こちらは14週齢以上の犬へ使用することができ、有効成分にはミルベマイシンオキシムとプラジクアンテルが配合されています。
価格は小型犬用が6錠入りで9,960円(1錠あたり1,610円)となっています。
知名度の高いメーカーの予防薬であり、複数の寄生虫に対して効果を発揮する点を考慮するとコスパが優れているという特徴があります。
フィラリア予防薬(チュアブルタイプ)のよくあるトラブル
チュアブルタイプのフィラリア予防薬を利用する際、トラブルが起きることもあります。
ここからは、実際に起きる可能性のあるトラブルについて、トラブルが起きてしまった時にはどう対応すればいいのかについて紹介していきます。
対処法を頭の片隅に入れておくだけでも、実際にトラブルに合った時に落ち着いて対応できるため、覚えておくとよいでしょう。
飲ませ忘れてしまった
チュアブルタイプのフィラリア予防薬に限らず、起きてしまいがちなトラブルの代表が飲ませ忘れです。
フィラリラ予防薬は毎月1回、投与して初めて効果を発揮する予防薬となっています。
そのため、飲ませ忘れが起きてしまえば、その分だけフィラリアへの感染リスクが高まってしまうため、注意が必要です。
万が一、飲ませ忘れが発覚した場合には、すぐに投与する必要があります。
そうすることで、フィラリアが成長する前に予防することが可能な場合があります。ですが、万が一に備えて次回の予防開始のタイミングでは検査を必ず行うようにしてください。
フィラリア予防薬を飲ませ忘れてしまった時に役立つ情報なら「フィラリア予防薬を飲み忘れた(投与し忘れた)らどうするべき?」のページでまとめています。
吐き出してしまった
チュアブルタイプに限らずフィラリア予防薬を投与した後に、愛犬が吐き出してしまうというケースはゼロではありません。
そうした場合の対処法は大きく分けてみっつ!
- 飲んだ直後に吐き出した場合…吐き出した予防薬をそのまま投与します。
- 服用後3時間以内だった場合…有効成分が十分に吸収されていない可能性があるため、動物病院で相談
- 3時間以上経過していた場合…予防薬の成分は吸収されていると考えられますが、薬のようなものを吐き出していた場合は動物病院で相談
上記を参考に、対処することで適切な予防が可能です。
参考元:犬との暮らし大百科
食べ物アレルギーに気づかず与えてしまった
チュアブルタイプのフィラリア予防薬を投与する場合、愛犬の食物アレルギーに気づかないまま、アレルギーのフレーバーが付いたチュアブルを与えてしまった場合。
そうした場合には
- 皮膚のかゆみ、赤み
- 耳のただれやかゆみ
- 下痢
といったアレルギー症状があらわれる場合があります。
軽度なアレルギーであれば大きな問題につながることは少ないですが、アレルギーが酷い場合には余計に注意が必要です。
万が一アレルギーがある愛犬にアレルギーの食材が使われたチュアブルタイプの予防薬を使ってしまった場合には、速やかに動物病院で診察を受けるようにしてください。
チュアブルタイプが合わないかも?と感じたら
フィラリアを予防するためにチュアブルタイプを選択しようと考えていたけど「愛犬にはあわないんじゃないか?」と感じてしまう方もいらっしゃいます。
もちろんそうした場合はあり得ることで何も問題はありません。
そうした時には、内服薬ではなく、薬液を皮膚に塗布して投与するスポットタイプのフィラリア予防薬が適しています。
スポットタイプであれば、投与した薬を吐き出してしまうということはないですし、食物アレルギーがある場合でも安心して使用することが可能となっているので、こちらを選択するようにしましょう。
スポットタイプのフィラリア予防薬の比較情報や人気ランキングは「犬用のフィラリア予防薬(スポットタイプ)徹底比較!比較結果と人気ランキング!」の記事をお役立てください。
フィラリア予防薬は通販サイトがオススメです!フィラリア予防薬はチュアブルタイプが人気ですが、通販では錠剤タイプやスポットオンタイプなど他の投与方法のフィラリア予防薬も多数取り揃えています。
まとめ
こちらのページでは犬用のフィラリア予防薬の中でも投与が容易なチュアブルタイプに焦点をあてて、紹介してきました。
愛犬との楽しい毎日に、フィラリア予防は必要不可欠なものだからこそ、飼い主が責任をもって選んであげるようにしましょう。
フィラリア予防薬選びに迷っている方はこちらのページで紹介した
- チュアブルタイプの特徴
- 代表的なチュアブルタイプの予防薬の比較
- 人気ランキング
を参考にしていただき、愛犬に適したフィラリア予防薬をお選びください。
もちろん、チュアブルタイプが合わないと感じてしまった場合でも、フィラリア予防は必要な物となっています。
そうした場合にはスポットタイプを選択するという方法もありますので、是非、そちらも合わせてフィラリア予防薬をお選びください。