フィラリア予防コストを抑えたいならジェネリックが有効!フィラリア予防薬のジェネリックを紹介!
フィラリア症は、昔から日本で猛威を振るっている感染症です。
最悪の場合、根本治療ができない上に愛犬の命に関わるため発症しないよう予防することが最善の対策です。
しかし、フィラリア予防薬は価格が高いものが多く、その値段の高さで悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。
最近ではフィラリア予防薬のジェネリックが登場しており、愛犬のフィラリア予防で発生するコストを抑えることができるようになっています。
フィラリア予防薬のジェネリックにはどのようなものがあるのか、どれくらい安く抑えられるのか、ご説明します。
フィラリア予防薬のジェネリックはどうすれば購入できる?
病院で処方されているフィラリア予防薬をジェネリックに変更したいと考えている場合、病院で相談してジェネリックに変更してもらうといった方法以外に、通販で同じ成分を配合したものを購入することが可能です。
ジェネリックは費用面も安価となるため、フィラリア予防にかかる費用を抑えたいといった時に最適な選択肢となります。
➀イベルメックのジェネリック
イベルメックには有効成分としてイベルメクチンとパモ酸ピランテルが含まれています。
そのため、フィラリアの予防と同時に回虫などの内部寄生虫に対して予防効果を発揮するのが特徴です。
こちらはカルドメックのジェネリック医薬品ですが、同じジェネリックとしてキウォフハートやストロングハートプラスといった商品があります。
商品名 | キウォフハート | カルドメックチュアブル | ストロングハートプラス | ハートプロテクトプラス | バジルガードプラス |
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商品イメージ | ![]() |
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有効成分 | イベルメクチン、パモ酸ピランテル | イベルメクチン、パモ酸ピランテル | イベルメクチン、パモ酸ピランテル | イベルメクチン、パモ酸ピランテル | イベルメクチン、パモ酸ピランテル |
価格 | 3,960円~ 1箱6錠 |
6,760円~ 1箱6錠 |
4,560円~ 1箱6錠 |
4,000円~ 1箱6錠 |
3,700円~ 1箱6錠 |
②エビクトのジェネリック
エビクトは有効成分としてセラメクチンを配合したスポットタイプのフィラリア予防薬です。
レボリューションのジェネリック医薬品で、同じ成分を配合した予防薬としてセラフォーテやセレホールド、レボスポットなどがあります。
いずれもスポットタイプのフィラリア予防薬となっているため、食べさせるタイプの予防薬と比べて投与が容易になっているのが特徴です。
商品名 | セレホールド(犬用) | セラメクチン・スポットオン | セラフォーテ(犬用) | レボスポット(犬用) | レボリューション |
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商品イメージ | ![]() |
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有効成分 | セラメクチン | セラメクチン | セラメクチン | セラメクチン | セラメクチン |
価格 | 4,560円~ 1箱3本 |
5,960円~ 1箱1本 |
6,560円~ 1箱6本 |
3,260円~ 1箱3本 |
6,260円~ 1箱3本 |
③ミルベマイシンA錠のジェネリック
ミルベマイシンA錠は錠剤のフィラリア予防薬となっています。
ミルベマイシンA錠のジェネリックには、ミルベマイシンオキシムだけでなく、条虫などの内部寄生虫に対して効果を発揮するプラジクアンテルを配合したものが多いのが特徴です。
これらのジェネリックを用いることで一度に複数の寄生虫の予防が可能となっています。
商品名 | インターセプターSチュアブル | ミルプラゾン(犬用) | ミルプラゾンチュアブル(犬用) |
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商品イメージ | ![]() |
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有効成分 | ミルベマイシンオキシム、プラジクアンテル | ミルベマイシンオキシム、プラジクアンテル | ミルベマイシンオキシム、プラジクアンテル |
価格 | 9,360円~ 1箱9錠 |
3,860円~ 1箱2錠 |
4,760円~ 1箱4錠 |
④モキシハートタブのジェネリック
モキシハートタブの成分であるモキシデクチンを配合した予防薬には錠剤のモキシガード錠や予防注射のプロハート12があります。
下記表の価格は、モキシガード錠は1ヶ月に1回、プロハート12は1年に1回のものになります。
商品名 | 注射用プロハート12 | モキシガード錠 |
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商品イメージ | ![]() |
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有効成分 | モキシデクチン | モキシデクチン |
価格 | 10,000円~ | 800円~ |
モキシデクチンを配合したジェネリック医薬品の多くは、モキシデクチンだけでなく他の成分も配合したオールインワンタイプの予防薬が多くなっています。
オールインワンタイプのフィラリア予防薬にジェネリックはある?
フィラリア予防薬の中には、ノミやダニの駆除や予防も一緒にできるオールインワンタイプのジェネリックも色々あります。
代表的なものとしてクレデリオプラスやコンフォティスプラス、シンパリカ・トリオなどがあります。
オールインワンタイプからジェネリックに切り替える際は、変更後も同様のタイプを選ばないとノミ・ダニの駆除ができなくなるため注意しましょう。
オールインワンタイプの予防薬のおすすめに関する詳しい情報合はこちら
フィラリアの予防期間とかかる費用
フィラリア症の予防期間は、基本的には5月上旬から12月下旬までのおよそ8ヶ月間です。
ただし、これはあくまでも基本で、住んでいる地域によって予防期間は前後するため、注意が必要です。
ちなみに、病院で予防する場合の費用相場は、1ヶ月あたり1,500円程となっています。
前述の8ヶ月間予防をする場合、年間12,000円の費用がかかることになります。
しかし、ジェネリックを用いた場合、1ヶ月あたりの費用は1,000円以下に抑えられるため、8ヶ月合計で8,000円以下と4,000円以上の費用を抑えることができます。
より詳しいフィラリアの予防費用に関する情報はこちら
フィラリア予防薬を変更する場合の注意点
現在、フィラリアの予防に用いられる予防薬にはいろいろな種類があるため、変更を検討する方は少なくありません。
ここからは、そんなフィラリア予防薬の変更を考えた時に注意すべきポイントを紹介します。
コリー犬種の場合は使用できる予防薬に注意
フィラリア予防薬は愛犬をフィラリアから守るために必要不可欠なものですが、愛犬の犬種がコリーの場合には注意しなければなりません。
フィラリア予防薬の中にはコリー犬種と相性の悪い種類もあるため、フィラリア予防を行う前にコリー犬種と予防薬の相性について確認するようにしましょう。
こうした確認を怠って相性の悪い予防薬を用いた場合、アナフィラキシーなどの命に関わるような副作用があらわれることがあるため、絶対に忘れてはいけません。
コリー犬種に対するフィラリア予防薬の選び方はこちらでより詳しく紹介していますので、併せてご確認ください。
フィラリア予防薬を変えたい場合は医師に相談を
フィラリアを予防するための予防薬の種類は非常に豊富ですが、適当に変更したりするようなことはしないようにしましょう。
愛犬の体質と合わない場合もありますし、愛犬に持病などがある場合には使うことができないフィラリア予防薬もあります。
こうした点を踏まえてより適切なフィラリア予防薬を選ぶには、専門家である獣医に相談するのが一番です。
そのため、フィラリア予防薬の変更を検討する場合は、自分一人で考えるのはやめましょう。
愛犬が腎臓病や心臓病などの持病がある場合にフィラリア予防薬が使えるかを紹介した記事はこちら。