【初めてでも安心】犬のフィラリア予防方法を完全ガイド!予防薬の種類・時期・注意点


犬を飼い始めたけど、フィラリア予防って何をすればいいの?

予防薬はいつから飲ませればいいの?
フィラリアは、正しい方法で予防すればほぼ100%防げる病気です。
でも、いきなり「予防しましょう!」と言われても、どうすればいいのか迷う方も多いはず……。
そこで、今回はフィラリア予防方法を徹底ガイドします!
- フィラリア予防の基本
- 予防薬の種類と選び方
- 予防時期と地域別の違い
- 予防の注意点
以上のようなポイントをわかりやすくまとめているので、ぜひチェックしてみてください!
すぐわかる!フィラリア予防ガイド
フィラリアは蚊を媒介して感染する寄生虫で、心臓や肺動脈に寄生します。
成虫は体長15〜30cmにもなり、心臓の機能を低下させ、最悪の場合は死に至ります。
予防しない場合、フィラリアへの感染率は86.2%と非常に高いです。
しかし、適切に予防薬を投与すれば、ほぼ100%感染を防ぐことができます。
症状が出てからでは手遅れになることが多いため、予防が最も重要です!
フィラリアの予防は何歳から始めればいい?
フィラリア予防薬の多くは8週齢ごろから使用可能となるため、生後2ヶ月からフィラリアの予防を開始することが多いです。
つまり、子犬の段階から予防を開始する必要があります。
ちなみに、猫の場合も子猫の段階でフィラリア予防を開始する必要があります。
詳しくは下記の記事でも解説しているので、ぜひあわせてご確認ください!
フィラリアの予防期間(予防シーズン)はいつ?
愛犬をフィラリアから守るべき予防期間は、蚊の発生から終息1ヶ月後までです。
蚊の発生する時期は、下の表のように地域によって異なります。
| 地域 | 蚊の活動期間 | 予防期間(推奨) |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 4月~10月 | 5月~11月 |
| 関東~九州 | 3月~11月 | 4月~12月 |
| 沖縄 | 通年 | 通年 |
「蚊が出始めて1ヶ月後」から予防を開始する理由は、フィラリア予防薬が体内の幼虫を駆除する「後追い駆除」の薬だからです。
薬は、感染直後の幼虫よりも、約1ヶ月育った「L4幼虫」に最もよく効きます。
蚊が出始めてすぐは幼虫がいないか、薬が効くサイズに育っていません。
1ヶ月待つことで、その間に侵入した幼虫を狙い撃ちし、まとめて一掃できるのです。
ちなみに都市部では、ヒートアイランド現象により蚊の活動期間が長くなっています。
また、室内で越冬する蚊もいるため、通年予防も検討する価値があります。
まずはフィラリア検査を受けることが大事!
フィラリア予防は、「予防薬を愛犬に投与するだけ」というシンプルなものですが、予防薬を投与する前に忘れてはいけないのがフィラリア検査です。
フィラリアに感染している状態で予防薬を投与すると、アナフィラキシーなどを引き起こし、愛犬の命に関わる可能性があります。
より確実な診断のために、複数を組み合わせて検査をしてくれる動物病院を選ぶのがおすすめ!
ちなみに、組み合わせ検査の費用相場は3,000~4,500円が相場とされています。
詳しくは下記の記事でも解説しているので、あわせてご確認ください!
参考元:犬のフィラリア症の予防方法
フィラリア予防薬の種類と特徴
フィラリア予防薬には、「内服薬」「スポットタイプ」「注射」といった種類があります。
内服薬
内服薬は、「チュアブル(おやつ)タイプ」「錠剤タイプ」の2種類です。
チュアブルタイプ
チュアブルタイプは、お肉のフレーバーがついているタイプです。
代表的なものに、インターセプターSチュアブルやカルドメックチュアブルがあります。
- メリット
-
食いつきが良い
投与が簡単(食べさせるだけ)
シャンプーの制限なし
- デメリット
-
食物アレルギーに注意
価格がやや高い
おやつ感覚で食べさせやすいのがメリットですが、食物アレルギー(大豆など)には注意が必要です。
錠剤タイプ
いわゆる一般的な固形の錠剤タイプです。
ごはんに混ぜたり、直接喉の奥に入れたりして投与します。
- メリット
-
チュアブルタイプより価格が安い
食品アレルギーの心配が少ない
- デメリット
- 投与が難しい場合がある
ごはんに混ぜても犬が異物と見なして口にしてくれなかったり、慣れていないと喉に直接入れるのが難しかったりするのが難点です。
スポットタイプ
肩甲骨の間の皮膚に薬液を垂らして投与するタイプです。
- メリット
-
投与が簡単
飲み薬が苦手でもOK
- デメリット
-
投与後2日間シャンプーNG
多頭飼いの場合、舐め合いに注意
スポイトで垂らすだけなので簡単ですが、薬によってはシャンプー・シャワーに制限があります。
(即日OKの薬もあります!)
また、複数の犬がいる場合、お互いに薬を塗布した部位を舐め合ったりしないように監視する必要があるのも注意点のひとつです。
注射薬
内服薬やスポットタイプは月1回の投与が必要ですが、注射は年1回でOKです。
- メリット
-
年1回で済む
投与忘れゼロ
- デメリット
-
自宅では不可(通院が必須)
副作用が出た場合の対処が難しい
注射は年1回で済むので手間がかかりませんが、内服薬やスポットタイプは海外通販で入手できるのに対して、注射は動物病院で受けるしかありません。
また、副作用が出た場合、内服薬やスポットタイプなら翌月から別の薬に切り替えれば解決できますが、注射の効果は1年中続くため、長引く可能性があります。
なお、フィラリア注射については下記の記事でも詳しく解説しています!
「オールインワンタイプ」に注目!
内服薬(チュアブル・錠剤)やスポットタイプを選ぶ場合は、「オールインワンタイプ」に注目するのがおすすめです!
「オールインワンタイプ」は、フィラリア幼虫だけでなくノミやダニなど他の寄生虫も駆除してくれるタイプの薬を指します。
商品によっては、消化器系の寄生虫(犬回虫、犬鉤虫など)にも効果を発揮します。
代表的な商品としては、以下が挙げられます。
| 内服薬 |
ネクスガードスペクトラ カルドメックチュアブル キウォフハート コンフォティスプラス |
|---|---|
| スポットタイプ |
レボリューション セレホールド アドボケート |
オールインワンタイプがひとつあれば、いちいち別々の薬を使って寄生虫対策をしなくても愛犬を守ることができます!
愛犬に合った薬の選び方
予防薬を選ぶ際は、いくつかのポイントを考慮しましょう。
たとえば生活環境で選ぶ場合、完全室内飼いならフィラリアのみの予防薬でも十分ですが、散歩に行く犬にはフィラリア+ノミ・マダニのオールインワンタイプがおすすめです。
性格で選ぶ場合、おとなしい性格で薬を素直に飲む犬にはチュアブルタイプ、薬を飲むのを嫌がる犬にはスポットタイプが適しています。
投与忘れを防ぐ方法
フィラリア予防で最も多いトラブルが「投与忘れ」です。
そこで、毎月1回忘れずに投与するための工夫を紹介します!
1.日付管理
カレンダーに投与日を記入し、目につく場所に貼っておきましょう。
スマートフォンのリマインダー機能を使って、投与日の前日にアラームを設定するのも効果的です。
2.薬を目につく場所に!
予防薬の保管場所を決めて、いつも同じ場所に置きましょう。
リビングの目につく場所に置いておくと、忘れにくくなります。
3.「おくすり係」を決める
家族で投与の担当を決めて、「誰かがやるだろう」という状況を避けましょう。
4.病院の通知サービス
動物病院によっては、投与日が近づくとメールやLINEで通知してくれるサービスがあります。
子犬・高齢犬・妊娠中の犬の予防
子犬のフィラリア予防は生後8週(2ヶ月)から始められますが、体重が急激に変化するため、まとめ買いはおすすめしません。
動物病院で定期的に体重を測定してもらい、体重に合った用量の予防薬を処方してもらうことが大切です。
また、高齢犬でもフィラリア予防は必要です。
ただし、飲み込む力が弱くなっている場合は誤嚥のリスクがあるため、錠剤タイプよりもスポットタイプがおすすめです。
また、高齢犬は他の病気の治療薬を服用していることが多いため、フィラリア予防薬との飲み合わせについて獣医師に相談してください。
妊娠中や授乳中の犬にも、基本的にフィラリア予防薬を投与できます。
多くの予防薬は、妊娠中・授乳中でも安全に使用できることが確認されています。
フィラリア予防の方法に関するよくある質問
ここでは、フィラリアの予防方法について寄せられることが多い質問にお答えします!
Q. 室内飼いでも予防は必要?
A.はい、必要です!
蚊は窓やドアの隙間から室内に侵入します。
完全に蚊をシャットアウトすることは不可能なので、室内飼いでもフィラリア予防は欠かせません。
Q. 予防薬を飲み忘れたら?
A.すぐに獣医師に相談してください!
1ヶ月以内であれば、すぐに投与すれば問題ないことが多いです。
しかし、1ヶ月以上空いた場合は再度フィラリア検査を受ける必要があります。
Q. 予防薬は動物病院以外で買える?
A.海外通販(個人輸入代行)で購入できます!
ただし、初めて予防する場合や、投与に不安がある場合は、動物病院で処方してもらうことをおすすめします。
Q. 予防薬の副作用は?
A.副作用はまれですが、嘔吐、下痢、食欲不振、元気消失などが報告されています。
副作用が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。
まとめ
フィラリアは、ほぼ100%予防できる病気です。
予防の流れは【検査を受ける→予防薬を投与する→毎月1回継続する】という3ステップです。
蚊が出て1ヶ月後に投与をスタートし、蚊がいなくなって1ヶ月後まで投与してください。
予防薬の種類は、チュアブルタイプ、錠剤タイプ、スポットタイプ、注射タイプがあります。
最近は、フィラリア+ノミ・マダニを同時に予防できるオールインワンタイプが人気です。
