フィラリア予防薬の副作用には要注意!危険な副作用と対処法を解説
フィラリアは感染してしまうと取り返しのつかない状態に陥ってしまう可能性がある寄生虫だからこそ、適切に予防を行うことが重要です。
当然、今もフィラリアの予防を行われている飼い主さんは多いでしょう。
ですが、このフィラリアの予防を行う上でも気を付けるべきポイントはあります!
その気を付けなければならいのがフィラリア予防薬の副作用です。
こちらのページではそんなフィラリア予防薬の危険な副作用や対処法などについて紹介してきます。
目次
フィラリア予防薬を使用した後は副作用に注意が必要
フィラリア予防薬を使用してフィラリアを予防することは、現在では当たり前のように行われています。
ですが、フィラリアの予防薬を用いた時には注意しなければならないことがあります。
それが、フィラリア予防薬の副作用です。フィラリア予防薬も医薬品ではあるため、副作用のリスクはゼロではありません。
もちろん安全性などが確認されて処方されているので副作用のリスク自体は非常に低いです。
しかし、稀ではあるものの副作用のリスクはあるため、その点には注意が必要です。
一般的なフィラリア予防薬の副作用症状
フィラリア予防薬をペットに投与した場合にあらわれる副作用の症状には、一体どのようなものがあるのでしょうか?
実は予防薬のタイプによって副作用の症状は異なります!
以下、タイプ別に詳しく解説します。
錠剤・チュアブルタイプの副作用
丸呑みさせる錠剤や、おやつのように食べさせるチュアブルタイプのフィラリア予防薬には、以下の副作用があります。
● 食欲不振
● 嘔吐
● 下痢
● けいれん
● 運動失調
● 振戦を含む神経症状
また、チュアブルタイプには犬が食べやすいようにフレーバー成分(豚肉、牛肉、大豆など)が含まれているため、食物アレルギーを持つ犬の場合、嘔吐や下痢などのアレルギー症状を引き起こすことがあります。
投与後に上記のような症状が現れた場合は、予防薬が体質に合っていない可能性があるため、次回から別のタイプの予防薬に変更することを検討しましょう。
スポットタイプの副作用
首の後ろに滴下するスポットタイプのフィラリア予防薬には、以下の副作用があります。
● 赤みが出るなどの炎症
● 脱毛
また、薬を垂らした部位を犬が舐めてしまった場合は、流涎(よだれが出る)や嘔吐、食欲不振などの症状を引き起こすこともあります。
● 液剤が流れないよう被毛を掻き分けて皮膚の根元に投与する
他の犬が薬剤を舐めてしまわないよう、薬剤が乾くまで別々の場所で過ごさせてください。
参考元:動物用医薬品等データベース
重度の副作用が現れた場合の症状と対処方法
フィラリア予防薬を投与したことで、重篤な副作用があらわれる可能性はゼロではありません。
副作用があらわれた時に最も気を付けなければならないのが、この重篤な副作用があらわれてしまった場合にどう対処すればいいのかということです。
そこで、ここからはフィラリア予防薬を投与した時にどのような重篤な副作用症状があらわれる可能性があるのかや、症状が出た時の対処法について紹介していきます。
アナフィラキシーショック
重篤な副作用として一般的なものがこちらのアナフィラキシーショックです。
予防薬を服用後に、ペットがぐったりしたりよだれをだらだら流したり、さっきまで興奮していたのに急に動けなくなってしまったり、けいれんしたりさまざまな症状があらわれます。
これは、フィラリア予防薬によって死んだミクロフィラリア(フィラリアの子供)の死骸に対して、ペットの持つ免疫機能が過剰に反応してしまうことで、こうした症状がおこります。
最悪の場合、死に至ることもあるため上記のような症状があらわれてしまった場合には、速やかにかかりつけの動物病院で診察を受けるようにしてください。
コリー系品種の中毒症状
フィラリア予防薬を使用してあらわれる重篤な副作用はアナフィラキシーだけではありません。
コリー系の犬種に、フィラリア予防薬のひとつであるイベルメクチンを投与すると、神経への中毒症状があらわれます。
この時、痙攣や昏睡、運動失調などの症状があらわれます。
コリー系の犬種には上記のように相性の悪いフィラリア予防薬があるため、気づかずに投与してしまい、上記のような症状があらわれた場合には速やかに病院で診察を受けるようにしてください。
重大な副作用があらわれない様に注意するべきこと
フィラリア予防薬を投与した時にあらわれる重篤な副作用について紹介しましたが、こうした副作用があらわれないようにすることは非常に重要です。
もちろん、可能性を完全なゼロにするということはできませんが、ちょっとした注意でその可能性を可能な限りゼロへと近づけることができるので、フィラリア予防薬を投与する前に注意すべきポイントについて紹介してきたいと思います。
適切なフィラリア予防薬を選ぶ
フィラリアを予防する際に、重篤な副作用を避けるべきなのは言うまでもありません。
誰もがそうした副作用を望むことはないと思います。
では、どのようにすれば重篤な副作用を避けることができるのでしょうか?
重篤な副作用を避けるために最初に考えるべきことは、適切なフィラリア予防薬を選ぶということです。
愛犬の年齢や体重、犬種と予防薬との相性などさまざまな部分を考慮してフィラリア予防薬を選ぶことで、副作用のリスクを低減できます。
適切なフィラリア予防薬選びに役立つ情報なら「フィラリア予防薬はどうやって選べばいい?適切な選び方と注意点をわかりやすく解説」のページをお役立てください。
必要なタイミングで検査を受ける
フィラリア予防薬による重篤な副作用のひとつに突然死などがあります。
これは、フィラリアに感染しているのにも関わらず、予防薬の投与によって体内でミクロフィラリアが大量に死ぬことでアナフィラキシーショックを引き起こすことで発生します。
ですから、フィラリア予防薬を投与する場合には、事前にフィラリア検査を受けるようにすることで上記のような状況に陥ることを避けることができたりします。
「フィラリア検査は必要?フィラリア検査を絶対に受けるべき理由」では、予防薬の投与前に行う検査に関する情報はでまとめています。
フィラリア注射でも副作用は起こり得るので注意
1年に1回、注射するだけで年間を通してフィラリアの予防ができるフィラリア注射。
便利な事から、近年では非常に大きな注目を集めていますが、このフィラリア注射でも副作用のリスクはあります。
具体的には、アナフィラキシーショックや食欲不振、血液が溜まって腫れがある腫脹といったものが報告されています。
重篤な副作用の場合には速やかに医師の診察を受けるなどの必要がありますし、軽度な副作用でも長時間に渡って改善がない場合にも診察をうけることが推奨されます。
参考元:プロハート12添付文書
1回の注射で1年のフィラリア予防ができるフィラリア注射は「フィラリア注射とは?デメリットや注意点も理解しておきましょう!」で詳しく解説しています。
フィラリア予防薬の副作用Q&A
フィラリア予防薬にはさまざまな副作用があります。
ここからは、そんなフィラリア予防薬と副作用に関連したよくある疑問にQ&A形式でお答えしてきたいと思います。
こういうことがあったんだけど、これは副作用?なんていうような疑問も解決していただけるので、是非お役立てください。
薬を吐き出してしまったのは副作用?
せっかく投与したフィラリア予防薬を吐き出してしまった場合、「これって副作用の嘔吐?」と不安になってしまうこともあるでしょう。
これについては吐き出したタイミングによって、副作用か否か、どう対処すべきか異なります。
投与直後に吐き出した場合
副作用の可能性は低いです。
まだ薬が体内に吸収されていないため、吐き出した薬をそのまま再投与してください。
投与後3時間以内に吐き出した場合
副作用かもしれません。
また、予防薬が十分に吸収されていない可能性があります。
フィラリアの予防効果が得られない恐れがあるため、かかりつけの動物病院に相談してください。
投与後3時間以上経過してから吐き出した場合
吐き気や嘔吐といった副作用の症状で予防薬を吐き出してしまった可能性が考えられます。
なお、投与後3時間以上が経過していれば薬の成分は十分に浸透していると考えられますが、吐いたものの中に薬の痕跡が見られる場合は、かかりつけの動物病院に相談してください。
フィラリア予防薬を与えすぎてしまった場合の対処法
フィラリア予防薬を投与したのを忘れて、再び投与してしまったというような場合、過剰な量のフィラリア予防薬を投与したことになります。
人と同じように、過剰に薬を服用しても効果が高まるといったことはなく、副作用のリスクだけが高くなってしまいます。
そのため、フィラリア予防薬を過剰に投与してしまった場合には速やかに専門医へ相談したり、診察をうけたりするようにしてください。
フィラリア予防薬を投与した日にワクチン接種をしたら副作用はでる?
フィラリア予防薬とワクチン接種を同日に摂取しても副作用があらわれるとは限りません。
予防薬とワクチンの組み合わせで副作用があらわれるということはないですが、予防薬とワクチンそれぞれに副作用のリスクがあることには変わりません。
そのため、予防薬とワクチンを同日に投与した場合、副作用を引き起こした原因がワクチンなのか予防薬なのかを特定することができなくなってしまいます。
1日でどちらも投与できれば飼い主の手間を減らすことはできますが、ペットのことを考える場合には日をずらして投与するようにしましょう。
他の薬との併用による副作用の可能性はある?
フィラリア予防薬と他の薬を併用しているような場合にのみ合わせなどの関係で副作用があらわれてしまう可能性はゼロではありません。
そのため、フィラリア予防薬の投与を考えているペットが既に別の治療薬を服用しているというような場合には、事前に専門医にフィラリア予防薬の投与をしても問題がないかといったことについて、相談をしておくと良いでしょう。
そうして、専門医に相談、確認してもらった上でフィラリア予防薬を投与する場合は、相談などをしない場合と比べて安心ですし、何かあった場合の対処も速やかに行ってもらえます。
まとめ
こちらのページではフィラリア予防薬の副作用についてさまざまな情報を紹介してきました。
フィラリア予防薬を投与した時にあらわれる一般的な副作用症状から始まり、重篤な副作用の症状や症状があらわれた場合の対処法について紹介しました。
上記以外にも、重篤な副作用が出ないようにするための注意点などについても紹介してきました。
愛犬を寄生虫の脅威から守るために投与するフィラリア予防薬だからこそ、その薬であらわれる可能性がある副作用のリスクは最小限にしたものだと思います。
適切にフィラリア予防薬の副作用について把握した上で、愛犬とのすこやかな毎日を送れるように適切にフィラリア予防を行っていくようにしましょう!

フィラリア予防は非常に重要です。フィラリア予防薬を通販で購入すれば低コストで抑えることができます!