【犬・猫】フィラリア予防はいつから開始?子犬・子猫・成犬の予防時期を解説

子犬や子猫のフィラリア予防薬はいつから?子犬や子猫に使えるフィラリア予防薬も紹介!

疑問に思う男性

フィラリア予防はいつから始めればいいの?

疑問に思う男性

子犬を迎えたけど、いつから予防すればいい?

疑問に思う男性

開始時期は地域によって違うって聞いたけど、うちは?

今回の記事では、そんな疑問に一挙にお答えします!
フィラリア予防の開始時期を、地域別・年齢別に詳しく解説しているので、要チェックです。

 

フィラリア予防はいつから?【地域別投与期間】

フィラリア予防は、蚊が活動する時期に合わせて行います。
お住まいの地域によって投与期間が異なるため、以下の表を参考にしてください。

地域 投与期間
北海道 6月~11月
東北 5月~11月
関東・甲信 5月~12月
北陸・東海 5月~12月
近畿 4月~12月
中国 5月~12月
四国 4月~12月
九州 4月~翌1月
沖縄 2月~翌1月(通年)

 
これは一般的な目安です。詳しくはお近くの動物病院にご相談ください。
また、最近は地球温暖化やヒートアイランドなどの影響で蚊の生息期間が長くなっているため、地域を問わず通年予防(毎月欠かさず予防)を推奨されることも増えています。
 

女医

月1回のフィラリア予防を1年中欠かさず行うのが、いちばん安全ですね!

 

【おさらい】フィラリア予防薬とは?

獣医フィラリア予防薬は、正確には「駆虫薬」です。
多くの飼い主さんや動物病院が「予防薬」と呼び、わんにゃん薬局でも「予防薬」と表記しています。
でも正確には、すでに体内に侵入したフィラリアの幼虫を駆除することでフィラリア症の発症を予防する薬という位置づけです。
 
月1回の投与により、前の月に入り込んできたフィラリアを幼虫のうちに駆除することで、予防効果を発揮します。

 

子犬のフィラリア予防はいつから?

小犬小猫子犬・子猫のフィラリア予防は、生後6週〜8週から開始できます。
ただし、生まれた時期や地域によって開始時期が変わるため、以下のポイントを参考にしてください。
 

開始時期は生まれた時期で判断

子犬・子猫の予防開始時期は、生まれた時期によって異なります。
 
蚊がいない時期(冬)に生まれた場合、急いで予防を始める必要はありません。
生後6〜8週を迎えた時点で蚊がまだ活動していなければ、春まで待ってから予防を開始してもOKです。
たとえば12月に生まれた子犬であれば、翌年4月から予防を開始すればよいでしょう。
 
一方、蚊がいる時期(春〜秋)に生まれた場合は、生後6〜8週を迎えたらすぐに予防を開始する必要があります。
蚊に刺される機会があるため、早めの対策が必要です。
たとえば、6月に生まれた子犬であれば、7〜8月頃から予防を開始しましょう。

 

ワクチンとの関係

疑問に思う男性

子犬は、ワクチン接種が終わってからフィラリア予防?

 
そんな疑問もよく聞かれます。
確かに、犬に特有の感染症を予防するための混合ワクチンや、法律で義務付けられている狂犬病ワクチンといったワクチンの接種も考えなければいけない中、フィラリア予防も必須となると、時期に迷ってしまいますよね……。
 
結論から言えば、ワクチン接種とフィラリア予防は並行して進めることができます。
以下に、一般的なスケジュール例をまとめました。

 

生後2ヶ月(8週)
STEP 11回目の混合ワクチン
STEP 2フィラリア予防開始(※)

(※蚊がいる時期の場合)
 

生後3ヶ月(12週)
STEP 12回目の混合ワクチン
STEP 2フィラリア予防2回目

生後4ヶ月(16週)
STEP 13回目の混合ワクチン
STEP 2フィラリア予防3回目

生後5ヶ月以降
STEP 1狂犬病ワクチン
STEP 2フィラリア予防継続

 
ワクチンの回数や時期は、獣医師の指示に従ってください。
なお、ワクチン接種とフィラリア予防の具体的な間隔など、詳しくは「フィラリア予防薬と狂犬病ワクチンは同時に接種しても問題ない?」で解説しています。

 

検査は必要?

子犬は昨シーズンを経験しているかによります。
 
生後数ヶ月で、生まれて初めてのフィラリアシーズンを迎える子犬であれば、検査なしで処方されるのが一般的です。
 
ただし、昨年の蚊がいる時期にすでに生まれていた子や、保護犬で過去の予防歴が不明な子は、子犬であっても必ず検査が必要です。

 

費用の目安

フィラリア予防薬の費用は、選ぶ商品や購入方法によって大きく異なります。
推奨されることが多い通年予防で見てみましょう。

 

通販(個人輸入)の場合【例:中型犬】

キウォフハート
(チュアブルタイプ)
7,800円
ネクスガードスペクトラ
(チュアブルタイプ)
32,400円
レボリューション
(スポットタイプ)
27,200円

 
1年に1回のフィラリア検査は病院で受ける必要がありますが、毎月わざわざ通う必要はありません。
 
また、安価なジェネリック医薬品を選んだり、まとめ買いでより安く購入したりすることも可能です。
詳しくは、各商品のページでご確認を!
 

 

 

 

動物病院の場合

動物病院でフィラリア予防をする場合、中型犬なら診察費・検査費も含めると年間で3~5万円かかります。
 
なお、動物病院でかかる費用について、詳しくは

「フィラリア予防の費用はいくら?病院と通販の料金比較と節約方法」という記事でも解説しています。

 

子猫のフィラリア予防はいつから?

犬猫犬のフィラリア予防については以上の通りですが、一方で猫のフィラリア検査について疑問をお持ちの方も多いはず。
 
「フィラリアって犬の病気だから、うちの子には関係ないよね?」
ずっと室内にいるから、予防の必要はないでしょ?」
など……。
 
でも、実は猫もフィラリアに感染するリスクがあります!
確率は犬より低いものの、決してゼロではありません。
 
また、フィラリアは蚊が媒介する感染症なので、室内飼いであってもリスクはあります。
(蚊よけを100%完全に行うのは難しいためです)
 
では、具体的な予防の開始時期とは?

 

開始時期は生後6~8週から

猫のフィラリア予防も、犬と同様に生後6~8週から開始できます。
生まれた時期によって開始時期を判断する点も犬と同じです。
 

犬との違い
・猫用の予防薬は主にスポットタイプ
・内服薬が苦手な猫でも投与しやすい

 

子犬や子猫のフィラリア対策に関するよくある質問(Q&A)

質問ここでは、子犬や子猫のフィラリア対策に関する「よくある質問」にお答えしています。
「事前の検査は絶対しないとダメ?」「薬の投与を忘れた場合は?」といった質問にもお答えしているので、ぜひチェックしてみてください。

 

Q.子犬・子猫にフィラリア対策をする場合、フィラリア検査は必要ですか?

A.子犬・子猫が生まれた時期によります!
 
フィラリアに感染している犬・猫に予防薬を投与すると、ショック症状を引き起こす可能性があります。
そのため、成犬・成猫は必ず検査が必要ですが、子犬・子猫の場合は必須ではありません。
たとえば子犬の場合、フィラリア予防は蚊が発生し始める4月頃から開始しますが、「蚊がいない1~3月に生まれた子犬は検査の必要なし」としている動物病院が多いです。

参考元:犬のフィラリア症と予防 | マール動物病院

 

Q.子犬・子猫にフィラリア予防薬を投与し忘れた場合どうすればいいですか?

A.6ヶ月未満であればすぐに投与!6ヶ月以上は動物病院に!
 
投与し忘れが6ヶ月以内であれば、忘れていた期間内に感染したとしても、予防薬で対処できます。
また、フィラリア検査では感染6ヶ月以降でなければ検知できないため、動物病院に行ってもできることはありません。
今後は忘れないように投与し続けましょう。
 
一方、6ヶ月以上が経過している場合、慌てて予防薬を投与するとショック症状を引き起こす可能性があるため、必ず病院で検査を受けましょう。

参考元:犬のフィラリア予防薬の飲ませ忘れは大丈夫?対処方法を獣医師が解説! | INUNAVI(いぬなび)

 

Q.子犬・子猫のフィラリア予防薬にはどのような副作用がありますか?

A.メーカーによって「元気消失」「食欲不振」などが報告されています。
 
基本的に重篤な副作用は報告されていませんが、すでにフィラリアに感染し、病状が進行した犬・猫に投与すると生命にかかわる危険な状態に陥ることがあります。
そのため、検査が必要な年齢に達している子犬・子猫は必ず事前にフィラリア検査を受けさせましょう。

参考元:フィラリア(犬糸状虫)について|宇都宮白沢動物病院

 

Q.子犬・子猫用のフィラリア予防薬で他の寄生虫対策はできますか?

A.ノミやダニの駆除ができる予防薬もあります!
 
スポットタイプの「レボリューション」は、フィラリアに加えてノミやマダニに対して効果を発揮します。
また、チュアブル錠タイプの「ネクスガードスペクトラ」はフィラリアやノミ、マダニに加えて回虫や鉤虫などに対しても効果を発揮します。
今あるお悩みにあわせて活用しましょう!

 

引っ越したら投与期間は変わる?

はい、変わる可能性があります。
 
蚊の発生時期は地域によって異なるため、引っ越し先の動物病院で相談してください。

 

Q.フィラリア予防薬以外で対策できることはありますか?

A.フィラリアは蚊によって媒介されるため、防虫グッズの使用が有効です。
 
部屋に置いておくと薬液を揮散させる蚊取りグッズ、子犬や子猫の首にかける首輪(蚊よけの薬剤をしみこませたもの)、蚊よけ効果のある防虫スプレーなどがあります。

 

Q.子犬や子猫がフィラリア予防薬を吐いてしまったらどうすればいいですか?

A.再投与してみても無理そうであれば、薬の切り替えを!
 
錠剤タイプやチュアブル錠タイプのフィラリア予防薬を投与したのに、すぐに吐いてしまった……。
このような場合、再び投与してあげましょう。
(3時間以上が経過している場合、すでに成分が体内に浸透しているため再度の投与は不要です)
ただし、それでも吐いてしまう場合は薬のタイプを切り替えるのがおすすめです。
飲ませる必要がないスポットタイプの「レボリューション」などを選んでみましょう。

 

Q.子犬や子猫に自分で投与する場合、何に注意すればいいでしょうか?

A.投与しやすい薬を選び、1ヶ月に1回の投与をお忘れなく!
 
フィラリア予防薬には、シンプルな錠剤タイプや、味付きのチュアブル錠タイプ、皮膚に薬液を滴下するスポットタイプといった種類があります。

  • 錠剤は慣れていないと投与が難しい場合がある
  • スポットタイプはヤンチャで暴れやすい子には難しい場合がある

このような特徴があるため、飼っている子犬・子猫の性格に合わせて選びましょう。
また、蚊がいるシーズン中は1ヶ月に1回、必ず忘れずに投与してあげましょう。

 

Q. 予防を途中でやめてしまった場合はどうすればいい?

A.予防を再開する前に、必ず血液検査を受けてください。
 
予防を途中でやめた期間にフィラリアに感染している可能性があります。感染した状態で予防薬を投与すると危険なため、検査で感染していないことを確認してから再開しましょう。
 

Q. 室内飼いでもフィラリア予防は必要?

A.はい、必要です。室内飼いでも、蚊は窓やドアから侵入するためです。
 
また、散歩や通院など、外出する機会もあるため、室内飼いでもフィラリア予防は必須です。
 

Q. 予防薬は毎年同じものを使い続けていい?

A.はい、問題ありません。
 
ただし、愛犬・愛猫の体重が変わった場合や、新しい予防薬が発売された場合は、獣医師に相談して変更を検討してもよいでしょう。
 

まとめ

今回紹介してきたフィラリア予防の時期について、要点をまとめます。

  • 地域によって投与期間が異なる
  • 近年は「通年予防」推奨が多い
  • 子犬・子猫は生後6〜8週齢から投与可能
  • 蚊がいない時期に生まれた場合は、次の春まで待っても問題なし
  • 蚊がいる時期に生まれた場合は、生後6〜8週を迎えたらすぐ開始
  • 予防開始前には必ず血液検査を受ける

フィラリア予防は、愛犬・愛猫の命を守るために非常に重要です。
適切な時期に予防を開始し、毎月忘れずに投与を続けましょう!