犬や猫などのペットにとって危険なダニってなに?刺されないための対策と予防法

犬や猫などのペットにとって危険なダニってなに?刺されないための対策と予防法愛犬や愛猫に寄生してさまざまな危険を及ぼすことがあるダニ

何となくダメな寄生虫っていうのは理解していても、詳しくは知らないという方は多いのではないでしょうか。

そこで、こちらのページではダニについて詳しく紹介していきたいと思います。

一口にダニといってもその種類は豊富であり、気を付けるべきダニも違っているので、適切にダニについて把握することでによってペットとの毎日をより良いものにするといったことも可能ですので、是非ご覧ください!

 

ダニは生息する場所によって2種類に分かれる

ダニと一口にいってもその種類は非常に多いです。

一纏めにすると非常に種類の多いダニではありますが、生息する場所によって大きくふたつの種類に分類することができます。

生息場所ごとにどのようなダニがいるのかを把握して対策するようにしましょう。

 

室内に生息するダニ

まずは私たちにも身近な室内に生息するダニについて紹介していきます。

室内に生息するダニは「屋内塵性ダニ」とも呼ばれ、それぞれのダニの種類ごとに適した場所で生息しています。

室内で生息するダニの中でも代表的なものは下記の通り

 

ダニの種類

ダニのイメージ

生息場所

ヒョウヒダニ
(チリダニ)

ヒョウヒダニ

絨毯、ソファー、畳、寝具など

コナダニ

コナダニ

カビが生えている場所や食品管理の悪い場所など

ツメダニ

ツメダニ

畳、カーペット、布団、家具の裏側など

イエダニ

イエダニ

倉庫、食堂、劇場、学校、オフィスなど

多くのダニが暖かく湿度も高い場所で生息していることがわかります。

参考元:日本防疫殺虫剤協会

 

屋外に生息するダニ

次に紹介するのは屋外で生息するダニです。

屋外で生息するダニにも多数の種類があります。その中でも人や犬の血を吸うタイプのダニは下記の通り

 

ダニの種類

ダニのイメージ

生息場所

マダニ

森林、草むら、藪など

ツツガムシ

ツツガムシ

雑木林、やぶ、河川敷、畑など

特に、マダニについては人やペットに寄生することで、危険な感染症を媒介することもあります。

そのため、屋外に生息するダニについては適切に対策をとるということが非常に重要になっています。

参考元:屋外のダニ

 

室内に潜むダニの種類

屋内外で生息するダニについてそれぞれ簡単に紹介しました。

そこで、ここからはその中でも屋内で生息するダニに焦点をあてて、それぞれの種類ごとに詳しく紹介していきます。

屋内に生息するダニと一口にいっても、それぞれで特徴が違うので対策をするようにしましょう。

 

チリダニ(ヒョウヒダニ)

チリダニ(ヒョウヒダニ)屋内で生息するダニの中でも7~9割を占めるのがこちらのチリダニ(ヒョウヒダニ)という種類になります。

体長はおよそ0.3mmで、体色は白で絨毯や寝具などで生息しています。

このチリダニが人を刺したりするといったことはありませんが、このダニ成虫や死骸、糞などがアレルギーの原因となる場合があるので注意が必要です。

 

コナダニ

コナダニコナダニはカビや食品類を食料として繁殖するダニです。

体長はチリダニと同じ0.3mmほどで、体色はは乳白色となっており、小麦粉や医薬品、畳のワラなどに生息しています。

人への影響はありませんが、エサとなる食品に対して被害を及ぼしたり、被害に遭った食品を口にすることでアレルギー症状を引き起こす原因となったりします。

 

ツメダニ

ツメダニツメダニはカーペットや畳などに生息する体長0.3~0.8mmほどで体色は淡黄色のダニです。

畳やカーペット、寝具などに生息して、他のダニを捕食して生息しています。

こちらのダニは他のダニを捕食してますが、人を刺して痒みなどを引き起こす原因となったりすることもあるので、こまめに掃除機をかけるなどの対策が必要です。

 

イエダニ

イエダニイエダニは屋内で生息するダニの一種ですが、普段はネズミの巣や体表で生息しています。

そのため、ネズミが屋内に侵入したりすることで、住人がダニの被害に遭うケースがあります。

体長0.5~1mmで体色は淡灰色となっており、大きいものは視認できることもあります。こちらのダニは人を刺し、刺された場合には非常に強い痒みが起きます

 

屋外に生息するダニ

屋内に生息するダニについてそれぞれ紹介しましたので、次に屋外に生息するダニについて、それぞれの種類ごとに紹介していきたいと思います。

それぞれの屋内外に生息するダニの種類ごとの特徴を把握することで、より気を付けなければならないダニを把握したりすることができるようになるので、是非把握するようにしておきましょう!

 

マダニ

マダニ屋外に生息するダニの中でも特に注意が必要なのがマダニです。

こちらは吸血前の体長3~8mmですが、吸血後は10~20mmと倍以上の大きさに膨れ上がります。

体色は赤みを帯びた褐色で、目視でも十分に視認できる大きさとなっているため、吸血されている時に気づくといったことも珍しくありません。

山林や草むら、藪などに生息しており、命に危険を及ぼす感染症などの媒介となることもあるため、特に注意が必要です。

 

ツツガムシ

ツツガムシツツガムシは幼虫の体長が0.3~0.7mm、体色は薄い赤色となっています。

主に雑木林や河川敷、畑などのネズミに寄生して生息しています。しかし、そうした場所に入った人に取り付いてしまう場合があります。

そうして人に寄生した幼虫が人を刺すことで「つつが虫病」と呼ばれる感染症を媒介する可能性があります。

 

ハダニ

ハダニは屋外で生息しているダニの一種で、植物の裏に生息する体長0.5mmほどの赤みがかったチョコレート色のダニです。

人に対しての影響は何もありませんが植物の葉の汁を吸うため、対策が遅れると農作物の生育などに影響を及ぼす害虫となる場合があります

 

タカラダニ

最後に紹介するのはタカラダニと呼ばれるダニで、日当たりの良いコンクリート壁や床、プールなどで生息しています。

鮮やかな赤い体色をした1mmほどのダニで、目視でも確認することが可能です。

人を刺したりすることはありませんが、鮮やかな赤いダニが無数に動いていることに不快感や不安感を覚える人は少なくありません。

 

ペットにとって危険なダニ

ペットにとって危険なダニここまで、屋内外で生息するさまざまなダニについて、どのようなダニなのかを紹介してきました。

もちろん上記で紹介したダニや上記で紹介しきれなかったダニの中には、ペットにとっても危険な種類のダニがいます。

そのため、ここからはペットにとって危険なダニについて紹介していくので、是非ご参考になさってください。

 

特に危険なマダニ

人に対しても危険なダニとして紹介したマダニはペットにとっても非常に危険な存在です。

マダニは耳や指の間、顔周りや肛門周辺など柔らかい場所を指して吸血します。

マダニに吸血されたペットは、痒みなどの皮膚症状だけでなく寄生するマダニの量によっては貧血を引き起こしたりします。

また、寄生したマダニが感染症の原因を保有していた場合、感染症への感染リスクもあります。中でも、重症熱性血小板減少症候群やバベシア症などの命に係わる感染症もあるため危険です。

参考元:犬のマダニについて

 

耳に寄生するミミヒゼンダニ

次に紹介するのはミミヒゼンダニです。

こちらは名前にもあるように耳に寄生するタイプのダニで、耳ダニなどと呼ばれることもあります。

体長0.3〜0.5mmの小さなダニですが、一生を耳の中で過ごし感染力も強いという特徴があります。

症状が悪化すると、強い痒みを引き起こしたり神経症状を引き起こしたりすることもあります。また、痒みを抑えるためにペットが掻きむしることで、耳やその周辺に引っかき傷が付いたりします。

参考元:耳が痒い!耳ダニ症かも⁈

 

皮膚病を引き起こすセンコウヒゼンダニ

ヒゼンダニは耳に寄生するミミヒゼンダニの他に、皮膚に寄生するセンコウヒゼンダニと呼ばれる種類のものもいます。

こちらのダニは踵や肘、耳介の周辺の皮膚にトンネルを作ってそこに寄生します。

トンネルが作られた部位には激しい痒みを引き起こすだけでなく、規制部分を中心に毛が抜け落ちてしまい肌が露出した状態となってしまいます。

参考元:センコウヒゼンダニ症(疥癬)

 

イエダニも注意が必要!

ネズミの体表に普段寄生しているイエダニもペットにとっては危険なダニとなっています。

イエダニが寄生するネズミが屋内などに侵入することで、屋内でも寄生される可能性があります。

このイエダニはウサギやハリネズミなど、さまざまなペットにも寄生する可能性があるダニで、小さな動物に寄生した場合、吸血によって貧血症状があらわれるといった可能性もあるので注意しておく必要があります。

参考元:【噛まれた画像あり】イエダニの対策と駆除!犬や猫に寄生するって知ってた!

 

その他の危険なダニ

ここまで、屋内外で生息しているダニの種類や危険で注意すべきダニについて紹介してきました。

ここからは、これまで紹介してきた種類のダニと比べると気を付ける重要性は下がりますが、危険なダニであることには変わりないので、併せて注意するようにしておくことが大切です。

 

ツメダニは稀に間違って人やペットを刺す

このツメダニは大きな爪を持つため、ツメダニと呼ばれています。

ミミヒゼンダニのように爪に寄生するから、ツメダニと呼ばれているわけではないという点に注意が必要です。

こちらのツメダニは他のダニの幼虫などの体液を吸ったりします。そして、エサそのものが不足したりすると共食いするといったこともあります。

このイエダニに刺されると、刺された直後は症状はないですが、1日2日でかゆみや皮膚炎を引き起こしたりします。

参考元:ツメダニ

 

チリダニ(ヒョウヒダニ)はアレルゲンになる

ツメダニの他にもチリダニ(ヒョウヒダニ)にも注意が必要です。

ヒョウヒダニの紹介でも簡単にお伝えしましたが、このヒョウヒダニは成虫そのものや死骸、糞などがアレルギー反応を引きこしてしまうアレルゲンとなってしまう可能性があります。

寄生数が多くなればその分だけ、アレルゲンとなってしまうリスクは高まっていくので、チリダニに寄生されてしまった場合であればすみやかに対処することが大切になります。

 

ダニに刺された場合の対処法

動物病院で検査ダニは人やペットを刺し、そこから吸血を行ったりします。

万が一、ダニに自身や愛犬が刺されてしまったりした場合には、どのように対処すればいいのでしょうか?

目視できるようなマダニなどの場合、そのまま吸血しているマダニを引っ張って取ってしまいそうになりますが、実はこれはNGです。

マダニの口の部分は強力に皮膚に固定されているため、吸血中のマダニを引っ張って取ってしまうと口の部分だけがペットの体に残ってしまったりします。

そうした場合、口が残った皮膚が化膿したり炎症したりしてしまうので、吸血しているマダニを発見した場合には、動物病院や皮膚科で対処してもらう必要があります。

参考元:マダニに愛犬が刺されたら?

 

ダニに噛まれないための対策

万が一、ダニに刺されてしまった場合の対処法についてお伝えしましたが、一番なのはそもそもダニに噛まれたりしないようにすることです。

対処法を知っていても、刺されてしまっている場合、その時点で感染症の原因が体内に入ってしまっている場合があるためです。

ダニに噛まれないための一番の方法はダニの生息する場所へ近づかないということ。

そして、近づく場合には袖の長い服や地肌が見えないような衣類を身に着けるということが重要です。

また、ペットの場合にはペットにも使える害虫の忌避スプレーなどを活用することが大切です。

 

ノミやダニの基本となる対策である掃除についてはこちらで詳しく紹介しています。

 

まとめ

こちらのページでは犬や猫に寄生する寄生虫の中でもダニに焦点をあててダニの種類や予防法について紹介しました。

愛犬や愛猫をダニから守るためには

  • 屋内外で生息している種類が違う
  • 特に危険なマダニは屋外で生息している
  • 刺されてしまった場合は、無理に取らずに動物病院で対処
  • そもそもダニに噛まれないようにすることが大切

といったことを適切に把握しておくということが重要です。

ダニは非常に小さな寄生虫ではありますが、寄生されることで命に危険が及んでしまう場合があります。

もちろんこれは、愛犬や愛猫だけでなく人に寄生した場合も同様です!

そのため、最悪の状況に陥ることを避けるためにも適切な知識を身に着けるようにしましょう!