フィラリア予防の費用はいくら?病院と通販の料金比較と節約方法
「フィラリア予防にいくらかかるの?」
「もっと安く予防する方法はないの?」
そんな疑問を持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか。
フィラリア予防は愛犬や愛猫の命を守るために欠かせませんが、年間を通じて続ける必要があるため、費用の負担も決して軽くはありません。
この記事では、動物病院と海外通販(個人輸入)それぞれの費用を徹底比較し、賢く節約しながら確実に予防を続ける方法を詳しく解説します。
目次
フィラリア予防の費用総額
フィラリア予防は、フィラリアを媒介する蚊が飛んでいる期間中、月1回の予防薬投与を行うのが基本です。
一般的には4~12月に行いますが、暖かい地域では1年中ずっと蚊が発生する可能性があるため、12ヶ月間の通年予防が推奨されます。
また、近年は温暖化などの影響で蚊の生息期間が長くなっているため、地域を問わず通年予防を推奨する獣医師もいます。
そんなフィラリア予防ですが、動物病院で予防薬を処方してもらうパターンと海外通販で入手するパターンでどのくらいの費用がかかるのか、全体像を把握しましょう。
参考元:犬・猫ちゃんのフィラリア予防
【病院vs通販】費用を比較!
中型犬(体重10kg程度)のフィラリア予防にかかる年間費用の目安を見てみましょう。
安く見積もっても、動物病院と海外通販では以下のような差が出ます。
(※通販はキウォフハートの中型犬用を例にしています)
ちなみに、動物病院で年1回のフィラリア注射をするという方法もあります。
費用は12,000円から14,000円程度ですが、注射は犬専用で猫には使用できません。
参考元:フィラリアの通年予防について
動物病院での費用の内訳
動物病院でフィラリア予防を行う場合、初年度と2年目以降で費用が変わります。
(いずれも中型犬を対象として計算しています)
初年度(フィラリア検査が必要)
初回の予防薬投与前には、必ずフィラリア検査を受ける必要があります。
このため、初年度は以下の費用がかかります。
| 初回 |
診察費:1,000~1,500円 フィラリア検査費:2,500~4,000円 予防薬代(1ヶ月分):1,500~2,500円
合計:5,000~8,000円程度
|
|---|---|
| 2回目以降 |
診察費:1,000~1,500円 予防薬代:1,500~2,500円
合計:2,500~4,000円
|
最近推奨される通年予防をする場合、年間の費用は【初回5,000~8,000円 + 2回目以降(2,500~4,000円×11回)= 32,500~52,000円】となります。
2年目以降(検査を省略する場合)
通年予防の場合、毎月きちんと予防薬を投与していれば、2年目以降はフィラリア検査を省略できる場合があります。
(ただし、投与忘れがあった場合や、獣医師の判断によっては検査が必要)
2,500~4,000円
2,500~4,000円 × 12回 = 30,000~48,000円
初年度に比べて、年間で2,500~4,000円ほど安くなる計算です。
猫の年間費用
猫のフィラリア予防にかかる年間費用は、犬とほぼ同じか、やや安い傾向にあります。
9ヶ月間予防する場合で17,000~33,000円程度、通年予防では20,000~40,000円程度が目安です。
【体重別】フィラリア予防の料金表(犬)
犬のフィラリア予防薬は体重によって用量が異なるため、費用も変わります。
ここでは、動物病院と海外通販それぞれの料金を体重別に見ていきましょう。
動物病院での料金
動物病院で予防する場合の料金は、診察費と検査費、予防薬代を含めた総額です。
1ヶ月 2,500~3,500円
・通年予防(12ヶ月・2年目以降):30,000~42,000円
1ヶ月 3,000~4,000円
・通年予防(12ヶ月・2年目以降):36,000~48,000円
1ヶ月 4,000~5,000円
・通年予防(12ヶ月・2年目以降):48,000~60,000円
初年度の費用には、初回のフィラリア検査費が含まれています。
2年目以降、検査を省略する場合は、検査費分(3,000円程度)が安くなります。
海外通販での料金
海外通販で予防薬を購入する場合、安価な商品を選べば大幅に安く済ませることができます。
わんにゃん薬局で扱っている安価なジェネリック医薬品のキウォフハートを例にまとめてみると、以下の通りです。
1ヶ月 616円
・12ヶ月:7,392円
1ヶ月 650円
・12ヶ月:7,800円
1ヶ月 733円
・12ヶ月:8,796円
ただし、これらは予防薬代のみの費用です。
初回のフィラリア検査や定期的な健康診断は、別途動物病院で受ける必要があります。
オールインワン予防薬の料金
フィラリアだけでなく、ノミ・マダニ・腸内寄生虫(回虫、鉤虫、鞭虫など)もまとめて駆除できるオールインワンタイプの予防薬もあります。
動物病院でオールインワンタイプを処方してもらう場合、中型犬用を例にすると1ヶ月あたり3,300~3,800円あたりが相場です。
9ヶ月間の予防では、29,700~34,200円かかる計算です。
一方、通販の場合はより安く済ませることができます。
わんにゃん薬局で取り扱っているネクスガードスペクトラを例にすると、1ヶ月(1錠)あたりの費用は中型犬用が2,700円となっています。
9ヶ月予防すると、24,300円で済む計算です。
【タイプ別】フィラリア予防薬の費用比較と選び方
フィラリア予防薬には、チュアブル(おやつ)タイプ、錠剤タイプ、スポット(滴下)タイプ、注射の4つのタイプがあります。
それぞれ費用や効果、使いやすさが異なるため、愛犬に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、各タイプの費用と特徴、そして「こんな人におすすめ」をまとめました。
タイプ別の費用と特徴(比較表)
| タイプ | 1ヶ月の費用 (動物病院) |
1ヶ月の費用 (通販) |
効果 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| チュアブルタイプ | 2,500~4,000円 | 650~2,700円 |
フィラリア予防 ノミ・マダニ・お腹の虫の駆除 |
|
| 錠剤 | 1,500~2,500円 | 516~1,400円 |
フィラリア予防 お腹の虫の駆除 |
|
| スポットタイプ | 2,000~3,500円 | 1,700~2,200円 |
フィラリア予防 ノミ・耳ダニ・お腹の虫 |
|
| 注射 | 10,000~15,000円 (年1回) |
通販不可 | フィラリア予防のみ |
|
どのタイプを選ぶべき?

コスパ重視なら「錠剤タイプ」がおすすめ!
最も安価であり、動物病院でも1ヶ月1,500~2,500円、通販でも516~1,400円と非常にリーズナブルです。
ただし、味がついていないため、薬が苦手な犬には工夫が必要です。
一方、「チュアブルタイプ」は味付きなので手軽さ重視の方におすすめです。
多少費用は高めですが、投薬のストレスが少なく、飼い主さんにとっても便利です。
また、そもそも内服薬が苦手なら「スポットタイプ」を選びましょう!
首の後ろに垂らすだけで投薬が完了するため、錠剤を飲んでくれない犬に適しています。
ただし、投薬後はシャンプーを避ける必要があります。
投薬忘れが心配なら「注射タイプ」です。
年1回の注射で12ヶ月間効果が持続するため、毎月の投薬忘れの心配がありません。
ただし、費用は高めで、ノミ・マダニ予防は別途必要です。
通販を利用できないのもデメリットのひとつです。
動物病院で予防するメリット・デメリット
数字だけを見ると、費用面では海外通販がお得といえそうです……が、もちろん病院でフィラリア予防を進めるメリットもあります。
というわけで、ここでは病院におけるフィラリア予防のメリット・デメリットをまとめます。
メリット
最大のメリットは、フィラリア予防を一度で完結できることです。
通院する時間を取れる方にとっては非常に効率的です。
また、獣医師の診察を受けられる安心感も大きなメリットです。
予防薬を処方してもらう際に、愛犬の健康状態もチェックしてもらえます。
何か異常があればその場で相談でき、早期発見につながります。
さらに、フィラリア予防注射という選択肢もあります。
一度の注射で効果が長期間持続するため、1ヶ月に1度の投与が必要な予防薬とは違い、1年に1回の注射だけでフィラリアを予防できます。
毎月の通院や投与の手間が不要になるのは大きな魅力です。
ただし、予防注射は費用面では飲み薬より高価になります。
小型犬で10,000~12,000円程度、中型犬で12,000~14,000円程度、大型犬では15,000円以上かかります。
デメリット
動物病院で予防する場合の最大のデメリットは、予防にかかる費用が高いことです。
診察料・検査費用・予防薬代が必要ですし、動物病院が自宅から離れている場合は交通費もかかります。
フィラリア予防は毎月行う必要があり、通年で予防する方も少なくありません。
これらの費用が積み重なると、年間で数万円の出費となります。
また、時間的なコストもかかります。
動物病院までの通院時間、診察を待つ時間など、一回あたりの所要時間は数十分から1時間程度です。
これが年間を通してあると考えると、かなりの時間を費やすことになります。
なお、特に春先の4月から6月は、狂犬病予防注射とフィラリア予防が重なるため、動物病院は混雑します。その結果、待ち時間が長くなることも珍しくありません。
動物病院のキャンペーンを利用すれば安くなる!
多くの動物病院では、フィラリア予防薬が必要になる4月~5月頃に「まとめ買いキャンペーン」を実施しています。
このキャンペーンを利用すると、9ヶ月分や12ヶ月分をまとめて購入することで、1~2回分が無料になったり、割引価格で購入できたりします。
- 予防薬代が1~2回分安くなる
- 毎月の診察費が不要になる(初回のみで済む)
- 投薬忘れを防げる
たとえば、毎月通院して予防薬を処方してもらう場合、診察費1,000円×12回=12,000円が必要です。
しかし、まとめ買いであれば診察費は初回の1,000円のみで済むため、11,000円の節約になります。
さらに、予防薬代自体も割引されるため、年間で1万円以上安くなるケースもあります。
※注意点
まとめ買いキャンペーンは、動物病院によって内容や実施時期が異なります。
かかりつけの動物病院に問い合わせて、キャンペーン情報を確認しましょう。
海外通販のメリット・デメリット
ここでは、海外通販(個人輸入)を活用してフィラリア予防を進めるメリット・デメリットをあらためてまとめます。
海外通販ならではの費用面の強みをより活かす(もっとお得に入手する)ためのコツも解説します!
メリット
最大のメリットは、フィラリア予防が自宅で完結できることです。
動物病院に足を運んで診察を待つという時間的コストをかけずに、フィラリアの予防が可能となります。インターネットで注文するだけなので、数分で完了します。
仕事や家事で忙しい方にとって、この利便性は非常に大きな魅力です。
また、特に大型犬を飼っている方や多頭飼いをしている方にとって、通販の活用による費用削減効果はありがたいものといえるでしょう。
さらに、海外通販にはさまざまな節約テクニックがあります。
このような工夫次第で、さらに費用を抑えることができます。
まとめ買いをすると安くなる
個人輸入では、国内でも広く流通しているフィラリア予防薬「レボリューション」(海外製)などを購入できますが、3本入り1箱だけを購入するよりも、2箱、3箱と「まとめ買い」をしたほうが安くすみます。
| 1箱のみ購入 |
5,600円 (1箱あたり 5,600円) |
|---|---|
| 2箱まとめて購入 |
10,600円 (1箱あたり 5,300円) |
| 3箱まとめて購入 |
15,100円 (1箱あたり 約5,030円) |
※2.5kg以下の犬用
このように、「レボリューション」の場合はまとめ買いをすることで1,000円前後の節約になるわけです。
ポイントが貯めやすい通販サイトを使う
最近のネット通販では、「ポイントを貯めればお得!」というのが当たり前です。
- ショッピングをするたびにポイントが貯まる
- 貯まったポイントをショッピングに使うことができる
医薬品の個人輸入の場合も、購入に使えるポイントを発行している代行サイトは少なくありません。
フィラリア予防薬の費用を抑えたいのであれば、そのようなサイトを選ぶのがおすすめです。
そして、ここで大事なのが「ポイントの貯めやすさ」です。
ショッピングをすればポイントが貯まるだけでなく、口コミ投稿によってさらにポイントを得られるなどのサービスを行うサイトもあるので、そのような「ポイントを貯めやすいサイト」を使うのが良いでしょう。
クーポンやセールを活用する
個人輸入サイトの中には、普段より安く購入できるクーポンを発行したり、セール期間を設けたりしているところがあります。
これらを有効活用すれば、フィラリア予防薬の購入費用も抑えることが可能です!
ただし、サイトによってクーポンの配布条件や有効期間は異なります。
セールの開催期間も、サイトによってさまざまです。
- ○円以上の購入で△円分のクーポンプレゼント
- 新春バーゲンセール(1月はお得に購入できる)
フィラリア予防薬を購入する際は、サイトのクーポン・セール情報のページをしっかりチェックしましょう!
配送料の費用を抑える
医薬品の個人輸入で地味にネックになるのが、実は薬代ではなく「配送料」だったりします……。
費用はサイトによってさまざまで、たいていは1,000円程度ですが、フィラリア予防薬のように何度も購入するものであれば、チリツモで負担になってしまうわけです……。
ただし、たいていのサイトでは、配送料を抑えることが可能です!
費用を抑える条件はサイトによってさまざまですが、「○円以上の購入で配送料が無料になる」というところが多いです。
数ヶ月に渡って使い続けなければならないフィラリア予防薬のようなものは、「まとめて購入→1回あたりの支払い金額を高くして配送料を抑える」といった買い方をするのがおすすめです!
デメリット
最も大きなデメリットは、予防薬をあらかじめ購入しておく必要があることです。
海外からの個人輸入という形になるため、予防薬は海外から配送されます。
注文してから自宅に届くまでに2週間前後かかるため、前もって注文しておきましょう。
また、フィラリア予防薬を投与し忘れる可能性もあります。
動物病院の場合、次回の投与日を予約することで投与忘れを防げますが、自分で管理する場合はそうしたサポートがないため、要注意です!
・スマートフォンのリマインダー機能を使う
また、最も注意すべきなのが、すでにフィラリアに感染している場合の危険性です。
フィラリアが成虫に成長している状態で予防薬を投与すると、体内で大量のミクロフィラリアが一気に死滅し、死骸が毛細血管を詰まらせるなどして重篤な状態に陥る可能性があります。
海外通販で予防を始める場合も、初回は必ず動物病院でフィラリア検査を受けることが不可欠です。
フィラリアの予防費用と治療費用の比較
フィラリアに感染してしまった場合、治療には予防よりもはるかに高額な費用がかかります。
- ・検査費用:5,000~10,000円
- ・治療費(年2回の通院):1回あたり10,000~15,000円
- ・治療期間:成虫の寿命を待つ場合、3~5年
仮に年2回の通院を5年間続けた場合、治療費だけで10~15万円かかる計算になります。
さらに、重症化した場合は外科手術が必要となり、費用は数十万円に及ぶこともあります。
また、治療中は愛犬に大きな負担がかかり、完治しない場合もあります。
- ・動物病院(通年予防・12ヶ月):30,000~48,000円
- ・海外通販(通年予防・12ヶ月):7,400~10,700円
こうして見ると、その差は一目瞭然です!
費用面でも健康面でも、フィラリア予防薬を毎月きちんと投与することが最も賢い選択といえるのです。
フィラリア予防の費用に関するよくある質問
フィラリア予防の費用について、よくある質問をまとめました。
Q. フィラリア予防に保険は使える?
A. 使えません。
フィラリア予防は病気の治療ではなく予防措置にあたるため、どのペット保険でも補償対象外です。予防薬代、診察費、検査費のすべてが自己負担となります。
Q. 注射と飲み薬、どっちが安い?
A. 通年予防(12ヶ月)なら注射の方が若干安くなります。
ただし、期間予防(9ヶ月)なら海外通販の飲み薬が最も安いです。
また、注射は犬のフィラリアのみに有効で、猫には使えず、ノミやダニの駆除効果もありません。
まとめ
フィラリア予防の費用は、予防方法によって大きく変わります。
最も経済的な方法は、初回に動物病院でフィラリア検査を受け、2回目以降は海外通販で予防薬を購入する方法です。
まとめ買い、ポイント、クーポン、配送料削減を活用すれば、さらに費用を抑えられます。
ただし、いくつかの注意点があります。
フィラリア予防は保険適用外であるため、全額自己負担です。
海外通販を利用する場合は信頼できるサイトを選び、初回検査は必ず受けましょう。
費用を抑えつつも、愛犬や愛猫とのすこやかな生活を守っていくためにも、ぜひ心がけましょう!

