ノミはどこから来るの?家への侵入経路とペットを守る対策を解説

ノミはどこから来るの?家への侵入経路とペットを守る対策を解説特に犬や猫を飼っている家庭では、「ノミが出る」という現象ほどゾッとすることはないですよね。
一体どこから来るのかと、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
 
結論からお伝えすると、ノミの侵入経路の大半はペットです。
散歩で外に出るたびに、ペットはノミを持ち帰るリスクがあります。
そしていったん家に入ったノミは驚異的なスピードで繁殖し、あっという間に部屋中に広がるのです……。
 
とはいえ、侵入されるがまま、やられるがままということはありません!
きちんと対策すれば、ノミの侵入は防げます。
この記事では、ノミがどこから来るのか・家のどこに潜んでいるのか・どうすれば根絶できるのか、詳しく解説します。

 

ノミはどこから来るの?主な侵入経路を解説

ノミは羽を持たないため、自力で遠くまで移動することはできません。
基本的に、何かにくっついて家に入ってきます。
主な「何か(侵入経路)」は、以下の4つです。

 

①ペットが持ち帰る(最も多いケース)

最も多い侵入経路が、散歩から帰ってきたペットが持ち帰るケースです。
 
公園・草むら・道路わきの植え込みなど、ノミが潜んでいる場所に犬や猫が近づくと、ノミはジャンプして飛びつきます。
ノミのジャンプ力は自分の体長の約150倍、高さ30cm程度まで飛べます。
これは、犬・猫の腹部や足元に直接飛びつくのに十分な高さです。

 

②人が持ち帰る

ペットがいない家庭でも、人が持ち帰るケースがあります。
 

公園や庭での作業中に衣類に付着
外出先のソファ・カーペットで付着
電車・バスの座席から衣類・バッグに付着

 
上記のようなルートで付着するノミはノミは非常に小さく(成虫でも1〜3mm程度)、くっついていても気づきにくいのが厄介です。

 

③以前の住人・近隣から

引っ越し先にノミのさなぎが残っていて、入居後に孵化するケースもあります。
 
特にノミのさなぎは外の環境に対して非常に強く、適切な条件(温度・湿度・二酸化炭素)が揃うまで数ヶ月〜1年近く待機することがあります。
そして、引っ越しの振動や人の気配をきっかけに一斉に孵化し、入居直後に大量発生するのです……。

 

④ネズミ・野鳥を介する

屋根裏にネズミが棲みついている
軒下に野鳥の巣がある

 
このような場合、それらの動物に寄生していたノミが室内に移動してくることがあります。
このケースでは、ノミ対策だけでなくネズミ・野鳥の駆除・侵入防止も必要です。

 

「1匹見つけたら部屋中にいる……」その理由は?

たとえばゴキブリは、「1匹いたら部屋の中に30匹くらいいると思え」などと言われることがありますが、ノミも同じく、1匹見つけたら背後に数多くいると思って間違いありません……。
具体的には、ペットの体に1匹のノミを見つけた場合です。
その時点で、すでに部屋中にノミが広がっている可能性が高いです。
 
実は、ペットに寄生しているノミは、同じ空間内に生息しているノミ全体のわずか5%以下といわれています。
残りの95%は、卵・幼虫・さなぎとして、床・カーペット・ソファなどに存在しています。

 

ノミが住み着いてるのは、家の中のどこ?

ノミは以下のような条件の場所を好みます。
 

エサ(ペットのフケ・食べこぼしなど)が多い場所
暗くて湿気が溜まりやすい場所
温度18〜27℃/湿度75〜85%の環境

 
以下、家の中にある具体的な場所と、場所ごとの対策方法をまとめました。
 

場所 ノミが好む場所 対策
ペットの寝床 産卵に最適な環境
エサとなるペットのフケなどが豊富
・週 1 回以上の洗濯
・天日干し
カーペット・絨毯 卵・幼虫・さなぎがひそみやすい
暗くて過ごしやすい
・こまめな掃除機がけ
・くん煙剤の使用
床の隙間・溝 幼虫の隠れ場所に適している ・掃除機
・スチームクリーナー
ソファ・クッション 温度・湿度が深く暗い部分がある ・カバーの洗濯
・掃除機がけ
押し入れ 暗く湿気が溜まりやすい ・換気
・中にある衣類などの定期的な洗濯

 

⚠️

ペットの寝床が家の中で最もノミが集中する場所です。
ペット用ベッド・クッション・毛布は特に念入りに対策してください。

 

ノミの侵入を防ぐ・駆除する方法

そもそもノミの侵入を防ぎ、もし侵入してきても即座に叩くには……?
ポイントは、次の通りです。
 

ポイント
ペット用のノミ駆除・予防薬を使う
くん煙剤などで部屋中のノミを殲滅する

 
以下、特に駆除薬について詳しく見てみましょう。

 

【ペットへの予防薬】最も確実な侵入防止策

あらためて「ノミはどこから来るの?」という疑問に答えるとすると、「ペットにくっついて来るパターンがいちばん多い」ということになります。
 
だとするなら、ペットへのノミ予防薬投与最善かつ最も確実な対策です。
月1回の投与で、ノミの侵入ルートを根本から断つことができます。
 
いちばん人気の「フロントラインプラス」は、フィプロニル(S)-メトプレンという2種類の成分を配合しており、前者がノミの成虫を死滅させ、後者が卵・さなぎの成虫をストップさせて死に至らしめます。
 

 
なお、わんにゃん薬局コラムではフロントラインプラスを含む人気の犬用・猫用ノミ駆除薬について、それぞれランキングを紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください!
 


 

よくある質問

ここでは、今回のテーマ(ノミはどこから来る?)に関連した「よくある質問」にお答えします!
 

ペットを飼っていないのにノミが出ました。なぜですか?

A. ノミは人の衣類などに付着して家の中に持ち込まれることがあります。
 
また、以前の住人が残したノミの卵やさなぎが孵化・成長するパターンや、庭・屋根裏のネズミや野鳥を介した侵入も考えられます。

 

1匹見つけたら部屋中にいると思っていいですか?

A. ほぼそう考えて間違いありません。
 
目に見えるノミは、全体の5%以下です。
残り95%は卵・幼虫・蛹として床・カーペット・ソファの中に潜んでいます。1匹発見したら、ペットへの治療と環境処理を同時に始めてください。

 

ペットに予防薬を投与したのにノミが出ました。なぜですか?

A. 予防薬はペットへの寄生を防ぐものですが、部屋の中にいる卵・幼虫・蛹には直接効きません。
 
ペットのノミ予防と同時に、くん煙剤などの環境処理を行う必要があります。

 

冬でもノミに注意が必要ですか?

A. 必要です。暖房の効いた室内では、冬でもノミが活動できる環境があります。
 
詳しくは「ノミの発生時期と季節ごとの対策」をご参照ください。
 

 

まとめ

今回は、主に「ノミはどこから来るの?」という疑問にお答えする内容でまとめてきました。
 


ノミの最大の侵入経路はペット!散歩で持ち帰るリスクがある

目に見えるノミは全体の5%以下!残り95%は環境中にひそむ

ペットへの月1回の予防薬投与がノミ侵入を防ぐ最善策

 
予防薬を使用しつつ、部屋のどこかにひそんでいる95%のノミ(卵、さなぎ含む)を根絶するために、くん煙剤やこまめな掃除機がけなども不可欠です。
しっかり取り組み、ノミ対策をしていきましょう!

 

参考文献

参考:ノミはどこから家にくる? 猫や犬だけでなく人が持ち込むことも!

参考:ノミが発生する原因とは?ノミの退治方法と予防対策