【犬・猫】関節サプリメントの選び方・成分・注意点を解説!

犬・猫の関節に効果的なサプリメントは?関節の異常が起こる前に予防しよう!「最近、散歩をしたがらなくなった」
「起き上がるのに時間がかかるようになった」
 
そんな愛犬・愛猫の変化に気づいたとき、関節の問題を疑う飼い主さんは多いと思います。
また実際のところ、関節の不調は加齢とともに避けられないもの……。
ただし、サプリメントで進行を遅らせたり、症状を和らげたりすることが可能です!
 
この記事では、関節サプリの選び方・含まれている成分から期待できる効果や注意点を解説します。

 

愛犬・愛猫の関節が心配……こんなサインに注意!

まずは犬・猫の関節について、「問題があるサイン」をそれぞれまとめてみましょう。

 

犬の関節異常のサイン

犬は言葉で痛みを訴えられないため、日頃の行動の変化が重要なサインになります。

サイン 詳細・補足
・足を引きずる
・ケンケンする
後ろ足に多い。
パテラ(膝蓋骨脱臼)のサインでもある
階段の上り下りを嫌がる 痛みが強くなってきたサイン
・散歩を嫌がる
・途中で止まる
歩くことで痛みが増している可能性
起き上がるのに時間がかかる 関節のこわばりが出ている
特に長時間の休息後にあらわれやすい
関節部分を舐め続ける その部分に違和感・痛みがあるサイン
片足をかばうような歩き方 違和感や痛みで体重をかけたくない足がある
⚠️

特に、小型犬(トイプードル・チワワ・ポメラニアン)パテラ(膝蓋骨脱臼)大型犬(ラブラドール・ゴールデン・ジャーマンシェパード)股関節形成不全のリスクが高い傾向があります。
該当する犬種は、早めのケアを始めることをおすすめします。

 

猫の関節異常のサイン

猫は痛みを本能的に隠す習性があるため、サインを見逃しやすいのが特徴です。
しっかり目を配ってあげましょう。

サイン 詳細・補足
高い場所への飛び乗り・飛び降りを避ける 猫の関節異常で最もわかりやすいサイン
・グルーミングが減る
・届きにくい部位を舐めなくなる
体を曲げる動作が痛いため
毛並みが乱れてくるのもサインのひとつ
足を高く上げる動作を嫌がる 関節に違和感・痛みがある
トイレをまたぐのが難しそうに見える
以前より活動量が減った 気づきにくいが、重要なサイン
触れると嫌がる部位がある 激しい痛みがある
⚠️

猫は、10歳以上になると約90%に関節炎の症状がみられるとも言われています。
痛みを隠すため飼い主が気づきにくいため、シニア猫の飼い主さんは特に注意してください。

 

【関節サプリメントの選び方】まず「成分」で選ぶ!

関節サプリを選ぶときは、まず「どの成分が含まれているか」を確認することが基本です。

成分 期待できる主な効果 こんな場合におすすめ!
グルコサミン ・軟骨を作る成分
・関節の動きをなめらかにする
・関節のこわばりが気になる
・関節の問題を予防したい
コンドロイチン 軟骨のクッション機能を維持する 関節への衝撃を和らげたい
オメガ 3 脂肪酸
(DHA・EPA)
・関節の炎症を抑える
・痛みを和らげる
・関節に炎症がある
・痛みのサインがある
モエギイガイ
(緑イ貝)
・天然のコンドロイチン
・オメガ 3 脂肪酸を含む
自然由来の成分を選びたい
MSM
(メチルスルフォニルメタン)
軟骨・骨を構成するイオウの供給源 総合的な関節ケアをしたい
コラーゲン
(UC-II)
関節内の炎症を穏やかに抑える 穏やかな効果が期待できるサプリを探している
💡

迷ったらグルコサミン+コンドロイチン配合のものが基本です。
また、炎症・痛みのサインがある場合はオメガ3脂肪酸が含まれているものを追加または選んでください。

 

【成分以外の選び方】タイプから選ぶ!

タイプ メリット デメリット おすすめの場面
錠剤・カプセル ・計量不要
・管理しやすい
飲み込みにくい子がいる 薬と一緒に与えたい
チュアラブル(おやつ) ・嗜好性が高い
・与えやすい
カロリーに注意 ペットがサプリを嫌がる
粉末・顆粒 フードに混ぜやすい 毎回計量が必要 固形が苦手な老犬・老猫
液体(リキッド) フードや水に混ぜやすい 保管に注意 食欲低下で食べる系を受けつけない
💡

ちなみに、わんにゃん薬局ではチュアブル、錠剤の2タイプがあるサイノクインや、液体タイプのヒンピリンリキッドなど、多彩なタイプの関節サプリを揃えています!

 

サプリメントを使用する際の注意点

関節の健康を支えてくれるサプリメントは、基本的に安全に使用できます。
ただし、アレルギー動物用医薬品との相互作用などには注意が必要です。

 

アレルギーに注意

グルコサミンはエビ・カニなどの甲殻類を原料とするものが多く、甲殻類アレルギーのある犬・猫には適しません。
植物・発酵由来のグルコサミンを選ぶことをおすすめします。
 
また、サプリメントの成分そのものは良くても、添加物としてアレルギーと原因となる成分が含まれている可能性があります。
商品の成分表をしっかり確認しましょう。

 

服用中の薬との相互作用

治療薬を服用中の場合、一部のサプリメント成分が薬の効果に影響することがあります。
必ず獣医師に確認してから投与してください。

 

年齢・状態に応じた量を守る

子犬・子猫への投与は体重・成分量に注意が必要です。
たとえばグルコサミン・コンドロイチン配合のサイノクイン(犬用)は「小型犬用(10kg未満)」「中型犬用(10-25kg)」「大型犬用(25kg以上)」に分かれています。
 
また、シニアや持病がある場合は事前に獣医師に相談することを推奨します。
 
なお、サプリメントにはそれぞれ推奨される用法用量があります。
「多く与えれば効果が出る」わけではなく、用量を守ることが大切です!

 

おすすめの関節サプリメント

ここでは、わんにゃん薬局に取り扱いのある関節サプリメントを紹介します。
それぞれの成分、特徴などまとめたので、ぜひご確認ください!

 

サイノクイン

サイノクイン

主要成分 こんな犬・猫におすすめ
グルコサミン
コンドロイチン
♢関節のこわばりが気になり始めた
♢予防として早めにケアを始めたい
サイノクインを購入する👈

 
グルコサミンとコンドロイチンという関節ケアの定番となる2成分を配合しています。
軟骨の生成をサポートしつつ、関節の動きをなめらかに保ちます。
多くの獣医師も取り扱っている商品です。

 

ヒンピリンリキッド

ヒンピリンリキッド

主要成分 こんな犬・猫におすすめ
クドゥチ
サンティ(ショウガ)
甘草グラブラ
♢関節の炎症・痛みのサインがある犬・猫
♢薬を飲ませるのが苦手
ヒンピリンリキッドを購入する👈

 
植物由来のハーブ成分を配合した液体タイプのサプリメントです。
ショウガ(サンティ)には炎症を和らげる作用があるといわれており、甘草グラブラも抗炎症成分として活用されてきた歴史がある植物です。
またクドゥチは、アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)でも使われてきた植物由来成分です。

 

オステオサポートジョイントケアパウダー

オステオサポートジョイントケアパウダー

主要成分 こんな犬・猫におすすめ
グリコサミノグリカン
オメガ3脂肪酸
♢関節の保護・潤滑を総合的にサポートしたい
♢フードに混ぜて手軽に与えたい
オステオサポートジョイントケアパウダーを購入する👈

 
グリコサミノグリカンは軟骨・関節液の主成分であり、関節のクッション機能と潤滑を直接サポートします。
さらにオメガ3脂肪酸を配合することで、関節の炎症を抑える効果も期待できます。
なお、こちらはフードに混ぜやすいパウダータイプです。

 

関節を守るために「サプリ以外」にできること

サプリメントだけに頼らず、生活習慣の見直しも関節ケアの重要なポイントです。

対策 ポイント
適切な体重管理 体重が増えるほど関節への負担が増す
犬種・年齢に応じた適正体重を維持する
適度な運動 筋肉が関節を支えるため、運動不足は関節にも悪影響
ただし、過度な運動・ジャンプは逆効果
床の滑り対策 滑りやすいフローリングは関節に負担がかかる
滑り止めマット・カーペットの活用を!
早めの動物病院受診 気になるサインが出たら早めに診察を!
痛みが強い場合は薬物療法が必要
💡

「滑りやすい床」は、見落とされがちな関節への負担要因です。
特に小型犬・シニア犬・シニア猫がいる家庭では、床の滑り止め対策を検討してください。

 

よくある質問

Q. 関節サプリはいつから始めればいいですか?

A. 症状が出てからでも遅くありませんが、大型犬・関節トラブルが起きやすい犬種は1〜2歳から予防的に始めることが推奨されています。
 
猫は7〜8歳(シニアの入口)から検討するのがひとつの目安です。

 

Q. 効果が出るまでどのくらいかかりますか?

A. 一般的に1〜2ヶ月以上継続しないと効果が実感しにくいと言われています。
 
サプリメントは即効薬ではなく、継続使用が前提です。継続しやすい形状・嗜好性のものを選ぶことが長続きのコツです。

 

Q. 犬用と猫用は分けた方がいいですか?

A. 成分量や対象体重が異なるため、専用製品を選ぶのが基本です。
 
購入前に対象動物と体重を必ず確認してください。

 

Q. サプリだけで関節の病気は治りますか?

A. 治りません。サプリメントはあくまで補助的なものです。
 
痛みが強い・跛行が見られる場合は動物病院での診察・薬物療法が必要です。気になるサインが続く場合は受診してください。

 

Q. グルコサミン入りのフードを食べていればサプリは不要ですか?

A. フードに含まれるグルコサミン・コンドロイチンの量は、関節ケアとして十分でない場合が多いとされています。
 
関節ケアを目的とするのであれば、サプリメントで不足分を補う意義があります。

 

まとめ

今回は、犬・猫が関節に不具合を起こした場合のサインや、改善効果が期待できるサプリメントを紹介しました。


関節サプリはグルコサミン+コンドロイチン配合が基本!

炎症・痛みにはオメガ3脂肪酸含有のものを選ぶ

サプリはあくまでも補助!早めに動物病院を受診

サプリの効果実感には1〜2ヶ月以上の継続が必要

体重管理・床の滑り止め対策など生活環境の見直しも大切

 
犬や猫にとって、足腰の丈夫さはQOL(生活の質)に直結します。
犬が自由に走り回ったり、猫が高いところに登ったり降りたりするのは、彼らにとって生きる喜びそのもの。末永く楽しく生活してもらうためにも、私たちの普段からの気づきが欠かせません!