犬や猫の虫下しってどんな効果があるの?虫下しをすべき理由も説明します!

愛犬や愛猫の健康を守るため、重要になってくる寄生虫予防

もっとも知名度が高く、定期的な予防を呼びかけられているのはノミやダニですが、内部寄生虫にも十分な注意が必要です。
 
ノミやダニと異なり、内部寄生虫は寄生されてもぱっと見ただけではわかりにくいため、定期的な駆虫がとても大切になってきます。

内部寄生虫はどのような寄生虫なのか、愛犬や愛猫の虫下しはどのように行うべきなのか、解説します。

 

犬の虫下しはやらないとダメ?

寄生虫は外に潜んでいるものというイメージがあるため、外に出す機会が少なければ大丈夫だと思ってしまいがちですが、実際には室内飼育でも虫下しは必要です。

特に犬の場合、散歩の途中で内部寄生虫に寄生されてしまう可能性もあるため、定期的に駆虫を行うようにしましょう。

 

虫下しが必要な2つの理由

愛犬の虫下しが必要な大きな理由として「犬の健康を守るため」というものがあります。

内部寄生虫は、対象となる動物の体内に侵入して栄養素を奪うため、愛犬の健康に被害を与えます。

フィラリア症を引き起こす犬糸状虫のように、場合によっては愛犬の命に関わる寄生虫も存在しているため、愛犬の命を守るといった意味でも非常に重要です。

 

また、「飼い主自身の健康を守る」という意味でも、愛犬の虫下しは必要です。

内部寄生虫は犬だけでなく人間にも寄生することがあり、公衆衛生上の問題をもたらすこともあります。

こういった、ペットにも人間にも感染する感染症をズーノーシス(人獣共通感染症)といい、内部寄生虫の多くはズーノーシスの中に数えられています。

愛犬だけでなく、飼い主自身の健康を守るためにも、犬の虫下しはしっかり行いましょう。

 

虫下しはどれくらいの頻度ですればいい?

虫下しを行う頻度は、犬の年齢によって変化してきます。

内部寄生虫による被害が重症化しやすい生後3ヵ月までは2週間おきに1回、生後半年までは月に1回行います。

それ以降は3ヵ月に1回程度行うといいとされており、アメリカ疾病予防管理センターではこのような定期スケジュールで定期駆虫を行うことが推奨されています。

ノミやダニといった寄生虫の予防と合わせて、定期的に虫下しを行うことで愛犬の健康を効果的に守ることができます。

 

虫下しってどんな効果があるの?

疑問を浮かべる猫
虫下しは駆虫薬という呼ばれ方をすることもあり、体内に潜んでいるさまざまな内部寄生虫を駆除する効果があります。

これによって寄生虫を体外へ排出し、愛犬や愛猫の体内をクリーンな状態にして健康を守ります。

対象となる内部寄生虫によって適している成分が異なるため、虫下しを使用する際は適した成分のものを使用する必要があります。

 

虫下しで駆除できる寄生虫は、蚊やノミ、ダニといったペットの体表に寄生する寄生虫と異なり、体内に寄生してさまざまな症状を引き起こします。

寄生してもはっきりとした症状があらわれることは少なく、目に見える症状が出た頃には多数寄生されてしまっていることもありますので、寄生が疑われるときは放置せずに必ず駆除しましょう。

 

内部寄生虫の種類

一口に内部寄生虫といっても、その種類はさまざまです。

特に犬や猫の消化器官や血液に住み着くものは非常に数が多いため、注意しなくてはなりません。

代表的なものは回虫、鈎虫、条虫、瓜実条虫、鞭虫の5種類ですが、この他にも線虫や蟯虫、ジアルジア、円虫などが存在します。
 
これらのうち、ジアルジアは子犬が感染することが多いため、子犬と暮らしている飼い主の方は十分に気をつける必要があります。

内部寄生虫はどのような種類があるのかをしっかり把握し、それぞれの種類に合わせた虫下しを選びましょう。

 

内部寄生虫に感染されたらどうなる?

内部寄生虫に寄生されると、下痢や嘔吐、食欲不振などのさまざまな消化器系症状が引き起こされます。

種類によっては血便や排便の際のしぶり、軟便などの症状や、犬糸状虫のように咳や呼吸困難といった呼吸器系の症状が引き起こされる場合もあります。
 
しかし、回虫や鞭虫など、一部の内部寄生虫は感染しても無症状であることも多く、必ず症状があらわれるとは限りません。

そのため、定期的に虫下しを行って、体内から内部寄生虫を取り除く必要があります。

 

虫下しによって効果が異なる!?

ご紹介したように、内部寄生虫は一口に言っても非常に多くの種類が存在しています。

そのため、虫下しもさまざまな種類が作られており、配合されている有効成分や薬の形状が変化してきます。

もっとも多く作られているのが、代表的な内部寄生虫である回虫や鈎虫、瓜実条虫などを駆除できるよう作られているものです。
 
しかし、回虫や鈎虫、瓜実条虫以外の内部寄生虫に対しては効果が発揮されないため、これら以外の内部寄生虫を駆除したい場合は注意しなくてはなりません。

1種類の虫下しで全ての内部寄生虫を駆除できるわけではありませんので、どのような内部寄生虫に対して効果的なのかをしっかり確認してから選びましょう。

 

虫下しに市販薬はある?動物病院でもらえる?

寄生虫がいる犬
虫下しが欲しいと思った場合、どのように手に入れればいいか、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

愛犬や愛猫の虫下しは、多くの場合、動物病院で処方してもらうことができます。

獣医師に相談すれば、駆除したい内部寄生虫に適しているものを処方してもらえるため、入手が特別難しいというわけではありません。
 
また、虫下しの中には市販薬も存在しており、ペットショップやホームセンターといった一般的な店舗で購入することも可能です。

インターネットを利用して通販で購入することもできるので、飼い主自身が自分に合っていると感じる方法で虫下しを手に入れることができます。

 

通販サイトで購入できる虫下し

通販で取り扱われている虫下しは動物病院で処方してもらうよりも安く手に入れることができ、通院の手間も省くことができるため、こちらの方法を選んで虫下しを購入する方も増えています。

一体どのような虫下しが通販で取り扱われているのか、いくつかご紹介します。

 

ドロンタールプラス

ドロンタールプラスは、動物病院でも取り扱われているもっとも知名度が高い犬用の虫下しです。

エランコ社から製造、販売されており、有効成分としてプラジクアンテルとパモ酸ピランテル、フェバンテルが配合されています。

主に回虫や鈎虫、鞭虫、瓜実条虫を駆除することができ、適応外ではありますが多包条虫やジアルジア原虫の駆除に用いられることもあります。
 
利用する通販サイトによっても違いがありますが、1箱10錠入りで約4,000円、1錠あたり約400円という価格で販売されています。
 

 

ミルベマックスフレーバー錠

ミルベマックスフレーバー錠は、ドロンタールプラスと同じくエランコ社から製造、販売されている猫用の虫下しです。

有効成分としてミルベマイシンとプラジクアンテルが配合されており、回虫や鈎虫、瓜実条虫を駆除することができます。

小さめの錠剤にビーフフレーバーがついている他、子猫や妊娠中や授乳中の母猫にも投与できるほど安全性が高いのが特徴です。
 
成猫用の1箱2錠入りのもので約5,100円、1錠あたり約2,500円で販売されていることが多く、リーズナブルな価格でお使いいただけます。
 

 

パラゾール犬猫用

パラゾール犬猫用は、フォランペットケア社から製造、販売されている犬猫用の虫下しです。

有効成分としてフェンベンダゾールという成分が配合されており、幅広い種類の内部寄生虫を駆除することができます。

回虫や鈎虫、鞭虫、条虫はもちろん、ジアルジアや条虫、肺中、肺吸虫、円虫、糞線虫や線虫類にも効果を発揮するため、気になる内部寄生虫を一度に予防できます。
 
通販サイトによって細かい値段に違いはありますが、1本100mlのもので約6,000円、1mlあたり約60円で販売されていることが多いです。
 

 

まとめ

回虫や鈎虫、条虫などの内部寄生虫は、愛犬や愛猫の健康を蝕む厄介な寄生虫です。

感染しても無症状である場合があるため、寄生されてもすぐに気づくのは難しい場合があり、知らず知らずのうちに愛犬や愛猫への寄生を許してしまっていることもあります。

内部寄生虫は動物だけでなく人間も寄生先としているため、定期的に虫下しを行って駆除する必要があります。
 
愛犬や愛猫の虫下しに使える医薬品にはさまざまな種類がありますが、ドロンタールプラスやミルベマックスフレーバー錠のように通販で購入できるものや、動物病院で処方してもらえるものもあり、簡単に手に入れられます。

愛犬や愛猫に適した周期で内部寄生虫の定期駆虫を行い、ペットと飼い主自身の健康を守り、健康的な毎日を過ごせるようにしましょう。