ベクトラ3D

1回につき1ピペットを、ペットの頚背部の皮膚に直接塗布します。

塗布する際はしっかりと被毛をかき分けて皮膚を露出させ、薬液が直接触れる状態にしてください。
また、1ピペット分が1回分なので、必ずピペット容器に入っている分を全て使い切ってください。

効果

愛犬からノミやダニを駆除するのに役立つベクトラ3Dにはさまざまな効果があります。
そんなベクトラ3Dの持つ効果を紹介します。

ノミ・マダニを駆除

ジノテフランはニコチン性アセチルコリン受容体と結合することで、神経の興奮を遮断することによって、死滅します。
ペルメトリンは、末梢や中枢神経などに働きかけることで、反復興奮や痙攣、麻痺を引き起こして死に至らしめます。
これらの成分が相乗的に働く事によって、愛犬に寄生したノミやダニを駆除します。

ノミの成長を阻害

ピリプロキシフェンはノミが成虫へと成長するのを阻害する作用があります。
そのため、寄生したノミが産み落とした卵から孵化した幼虫が成虫となって再寄生するのを防ぐ効果があります。
ノミは寄生後の吸血、産卵によって再寄生してさらに増えていくため、幼虫の成長を阻害して再寄生を予防することはノミ駆除に置いて非常に重要なポイントのひとつとなります。

蚊の忌避効果でフィラリア予防

有効成分として配合されているペルメトリンはノミ・ダニの駆除だけでなく、蚊の忌避作用も持っています。 そのため、蚊を媒介とするフィラリアの予防にも役立ちます。
ただし、こちらの忌避効果によるフィラリア予防はフィラリアの完全な予防にはならないため、確実にフィラリアを予防するにはフィラリア予防薬をご使用ください。

ズーノーシス（人獣共通感染症）の予防効果

ベクトラ3Dは、ノミやダニの駆除だけでなく、ノミやダニを媒介として人に感染するおそれがある感染症の予防にも役立ちます。
ノミが媒介する猫ひっかき病はノミから猫、そして猫から人に感染しますが、ノミを駆除することによって人への感染を防げます。
また、マダニを媒介とする重症熱性血小板減少症候群（SFTS）はマダニから人へと感染するだけでなく、死のリスクも非常に高い感染症となっています。
ですが、マダニを適切に駆除することによって、マダニから人へと重症熱性血小板減少症候群が感染するのを予防できます。
このように、ズーノーシスの感染予防にも役立つため、ペットのノミ・ダニ駆除は適切に行う必要があります。