エナプリル

もっとも一般的な副作用として、消化器症状が報告されています。
他にも腎機能障害や降圧作用による虚脱症状、猫に対しては無気力や食欲不振等の症状がみられることもあります。
投与後、他に副作用と思われる何らかの症状があらわれた場合は、速やかにかかりつけの獣医師の診察を受けてください。

・妊娠中あるいは妊娠している可能性がある犬や猫、授乳中の犬や猫には投与しないでください。
・大動脈狭窄症や僧帽弁狭窄症等の症状がある犬や猫には投与しないでください。症状が悪化するおそれがあります。
・やむを得ず授乳中の犬や猫に対して投与しなくてはならない場合は、授乳を中止してください。
・肝、腎機能障害がある犬や猫、および肝、腎疾患の既往歴がある犬や猫に対しては慎重に投与してください。投与する場合には少量から開始し、増量を必要とする場合にはペットの状態を十分に観察しながら徐々に行ってください。
・腎前性高窒素血症が認められる場合には、腎機能の監視を行い、本製品の投与および対症療法を慎重に行ってください。
・投与後、改善が認められない場合には本製品の投与を減量あるいは中止し、補液等の適切な対症療法を行ってください。
・重度の慢性心不全に対する本製品の単独投与による有効性は確立されていないため、必要によって適切な対症療法を行ってください。
・他の心臓病治療薬と併用する場合は、必ず獣医師の指示のもと、低血圧や嘔吐、下痢などの症状に十分注意し、何らかの異常が起こった場合は獣医師の診察を受けてください。
・降圧薬や非ステロイド性消炎鎮痛薬、スピロノラクトン等の利尿薬など、一部の医薬品との併用によって相互作用が引き起こされるおそれがありますのでご注意ください。

※用法・用量、注意点、副作用などに関しては一般的な薬剤情報を訳したものです。服用・使用前は医師などの専門家に相談した上で必ず用法・用量に従って頂ますようお願い致します。
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